【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【レイヤ1,2編】Part 2
CCNAの勉強をしている方へ向けて、試験範囲の対策問題を作成してみました。
今回もレイヤ1、レイヤ2に関する問題を中心に出題していきます。
ネットワークを基礎から学んでいきましょう!!
問題1
下の図はトポロジとMACアドレステーブルを示しています。ホストAはデータフレームをホストDに送信します。ホストAからフレームを受信したときにスイッチは何をしますか?
- スイッチは送信元アドレスをMACアドレステーブルに登録し、ホストDにフレームを転送する
- スイッチはフレームを破棄し、ホストAにエラーメッセージを返信する
- スイッチはFa0/3のポートを除く全てのポートへフレームをフラッディングする。
- スイッチはフレームの宛先アドレスをMACアドレステーブルに登録し、ホストDにフレームを転送する
問題1の解答と解説を表示
解答)A
スイッチがMACテーブルにMACアドレスを持たないホストからデータフレームを受信すると、MACアドレステーブルの送信元ポートに送られてきたフレームの送信元CMACアドレスを追加します。その後、送られてきたフレームの宛先MACアドレスと自身が持つMACアドレステーブルを参照して、テーブルに登録されている場合はそのポートから送り出します。テーブルに宛先MACアドレスが登録されていない場合は、フレームを受信したポート以外の全てのポートにフレームを転送します。この問題の場合は、ホストDのMACアドレスが既にNACアドレステーブルに登録されているので、スイッチはホストDへフレームを転送します。
問題2
ネットワークは図のように計画されています。ネットワーク計画のエリアとデバイスを正確に記述しているのはどれですか。
- デバイスA はスイッチである
- デバイスBはスイッチである
- デバイスAはハブである
- デバイスBはハブである
- エリア1はレイヤ2機器を含む
- エリア2はレイヤ2機器を含む
問題2の解答と解説を表示
解答)A、D、E
解説)ネットワークの図を見ると、デバイスA、デバイスBどちらも複数の機器をLAN接続するための機器であることがわかります。複数の機器をLAN接続ずるための機器には、スイッチとハブの2種類があります。エリア1を見ると、Multiple collision domeinという記述があることから、デバイスAはコリジョンドメインを分割することができる機器であるスイッチになります。次にエリア2を見ると、Single collision domainという記述があることから、デバイスBはコリジョンドメインを分割できない機器であるハブになります。ハブはレイヤ1機器、スイッチはレイヤ2機器であるので、スイッチを配置するエリア1がレイヤ2の機器を含んでいることになります。エリア1のようにスイッチを利用することによって、1つのポートにつき1つのコリジョンドメインになるようにした構成をマイクロセグメンテーションと呼びます。
問題3
下の図にネットワークに接続されたすべてのデバイスが表示されています。このネットワークにはいくつのコリジョンドメインが存在しますか?
- 2
- 3
- 6
- 9
- 15
問題3の解答と解説を表示
解答)E
解説)コリジョンドメインの数を考えるときは、ネットワーク内でどの機器を利用しているかをもとに考えます。それぞれの機器の特徴として、ハブはレイヤ1機器であり、コリジョンドメインを分割することができません。スイッチはレイヤ2機器であり、コリジョンドメインを分割することができます。ルータはレイヤ3機器であり、コリジョンドメインを分割することができます。スイッチやルータは1つのインターフェイスにつき、1つのコリジョンドメインを持ちます。これらの特徴をふまえて、この図のネットワークを見てみると、ルータ、スイッチのみで構成されていることから、1つ1つのインターフェイスごとに1つのコリジョンドメインを持つような設定(マイクロセグメンテーション)になっています。よって、コリジョンドメインの数は15になります。
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