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【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【レイヤ1,2編】
2017.11.24

【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【レイヤ1,2編】

【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【レイヤ1,2編】

CCNAの勉強をしている方へ向けて、試験範囲の対策問題を作成してみました。
今回はレイヤ1、レイヤ2に関する問題を中心に出題していきます。
ネットワークを基礎から学んでいきましょう!!

問題1

スイッチとハブはどのような違いがありますか?

  1. スイッチは、フレーム転送時間に遅延時間を引き起こさない。
  2. スイッチは、直接接続されたデバイスのMACアドレスを追跡する。
  3. スイッチは、OSIモデルのより効率的なレイヤで動作する。
  4. スイッチは、ブロードキャストドメインの数を減らす。
  5. スイッチは、コリジョンドメインの数を減らす。
問題1の解答と解説を表示

解答)B

解説) ハブとスイッチの違いとして、それぞれが機能するレイヤに大きな違いがあります。ハブはOSI参照モデルの物理層で動作する機器、スイッチはデータリンク層で動作する機器になります。ハブは送られてきた通信を常に全てのポートに転送します。スイッチは送られてきたフレームのヘッダに書かれているMACアドレスをもとにして、自身のMACアドレステーブルと照らし合わせて特定のポートへ転送します。よって、正しい答えはBになります。

問題2

 SwitchAは下のようなアドレス指定のフレームを受信します。表示されているコマンド出力によれば、SwitchAはどのようにこのフレームを処理しますか?

  1. フレームは破棄される
  2. Fa0/6のポートからのみ転送される。
  3. Fa0/3のポートからのみ転送される。
  4. 全てのポートにフラッディングされる。
  5. Fa0/3を除く全てのポートにフラッディングされる。
問題2の解答と解説を表示

解答)E

解説)スイッチは学習されたMACアドレスをテーブルに保持するので、スイッチがすでに学習した宛先MACアドレスがフレームに入ったときに、そのポートだけに転送されます。フレームが、MACアドレステーブルにまだ存在しない宛先MACで受信された場合、そのフレームは、それが入ったポート以外のすべてのポートにフラッディングされます。この場合、スイッチAは宛先MACアドレスである00b0.d0da.895aを学習していないので、入ってきたポートであるFa0/3のポート以外の全てのポートにフレームをフラッディングします。よって、正しい答えはEになります。

問題3

CSMA / CDアクセス方式の操作を表す2つのステートメントはどれですか。(2つ選択)

  1. CSMA / CD衝突ドメインでは、複数のステーションが同時にデータを正常に送信できる。
  2. CSMA / CDコリジョン領域では、ステーションは、メディアが使用されていない状態になるまで送信を待たなければならない。
  3. 衝突ドメインのサイズを拡大するためのハブの使用は、CSMA / CDアクセス方法の動作を改善する1つの方法である。
  4. 衝突の後、衝突を検出したステーションは、失われたデータを再送信するために第1の優先順位を有する。
  5. 衝突後、すべてのステーションはランダムバックオフアルゴリズムを実行する。バックオフ遅延期間が終了すると、すべてのステーションは同じ優先度でデータを送信する。
  6. 衝突後、関連するすべてのステーションは同一のバックオフアルゴリズムを実行し、データを送信する前に互いに同期する。
問題3の解答と解説を表示

解答)B、E

解説)CSMA/CD方式はイーサネットで採用されているコリジョンを回避するためのシステムです。CSMA/CD方式は次の四つの手順で成立しています。①「CS」通信を送信する前に伝送路が空いているか(他の機器が通信していないか)を確認します。②「MA」①で伝送路が空いていることが確認できれば、送信を開始します。③「CD」③で送信したパケットの衝突が発生した場合、それを各機器が検出します。④③で送信したパケットを(ランダムな秒数待つことによって)タイミングをずらして再送する。
よって、正しい選択肢はB、Eになります。
≪間違い選択肢≫

  1. CSMA/CD衝突ドメインでは、半二重通信になるので、同時に複数の通信をすることはできません。
  1. ハブの使用によって衝突ドメインを拡大することは、コリジョンの発生の機会を増やすことにつながるため、CSMA/CDの動作を改善しているとは言えません。
  1. CSMA/CD方式で衝突を検出した機器は、ランダムな秒数待つことによって送信のタイミングをずらしており、優先順位などがつけられることはありません。
  1. Dの間違いの理由と同じように、ランダムにバックオフタイムが選択されることによってのみコリジョンを回避するため、機器同士の同期も行いません。

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