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【IF】「もし○○だったら~」の条件式の話
2017.07.20

【IF】「もし○○だったら~」の条件式の話

以前この記事でIF関数を紹介しました。

今回はIF関数の条件式にスコープをあてて記載していこうと思います。

難しく感じてしまうかもしれませんが、理解できれば難なく使えるようになるので身構えなくて大丈夫です。

エクセルを入れている環境・バージョン


Windows7
Excel2016

IFの書式


=IF(①条件式, ②真の場合の処理, ③偽の場合の処理)

①条件式
○○の場合、○○だったら~など式が入る
この条件式が成り立つ場合は②の処理へ、成り立たない場合は③の処理を行う

②真の場合の処理
条件式が成り立つ場合の処理

③偽の場合の処理
条件式が成り立たない場合の処理
省略可能なので、記述しないでもOK
その場合の書式は以下となる

=IF(①条件式, ②真の場合の処理)

①条件式とは


○○の場合、○○だったら~など式が入る
意味を直訳すると「比較演算子や論理演算子を用いて抽出したい条件を指定する式」が入ります。

比較演算子とは

プログラミング言語などの演算子の一つで、2つの値の比較を行い、結果を真偽値(trueまたはfalse)で返すもの。
IT用語辞典e-Words 比較演算子 より引用

論理演算子とは

論理演算の種類を表す記号。各論理演算に対応して定義されており、「否定」(NOT)、「論理積」(AND)、「論理和」(OR)の3種類がある。
IT用語辞典e-Words 論理演算子 より引用

「比較演算子」と「論理演算子」という難しそうなワードがでてきました。

比較演算子


比較演算子にはどういうものがあるのか見ていきましょう。

比較演算子 意味 式の解説
= 等しい =IF(A=B, TRUE, FALSE) AとBが等しい場合はTRUE、等しくない場合はFALSE
< より小さい、未満 =IF(A<B, TRUE, FALSE) AがBより小さい場合はTRUE、そうでない場合(Bと等しい、あるいは大きい場合)はFALSE
<= 以下 =IF(A<=B, TRUE, FALSE) AがB以下の場合はTRUE、そうでない場合(Bより大きい場合)はFALSE
> より大きい、未満 =IF(A>B, TRUE, FALSE) AがBより大きい場合はTRUE、そうでない場合(Bと等しい、あるいは小さい場合)はFALSE
>= 以上 =IF(A>=B, TRUE, FALSE) AがB以上の場合はTRUE、そうでない場合(Bより小さい場合)はFALSE
<> 等しくない =IF(A<>B, TRUE, FALSE) AとBが等しくない場合はTRUE、等しい場合はFALSE

論理演算子


次に論理演算子にはどういうものがあるのか見ていきましょう。
論理演算子や意味だけだと理解し辛いかと思いますので式と式の解説も合わせて確認してくださいね。

論理演算子 意味 式の解説
AND かつ =IF(AND(A2=0,B2=100),TRUE, FALSE) A2が0でB2が100の場合にTRUEを返す。それ以外はFALSE
OR もしくは =IF(OR(A4=0,B4=50),TRUE, FALSE) A4が0もしくはB4が50の場合にTRUEを返す。それ以外はFALSE
NOT ではない =IF(NOT(A6=50),TRUE,FALSE) A6が50ではない場合TRUEを返す。それ以外はFALSE

まとめ


・IFの条件式は「比較演算子」と「論理演算子」を用いて式を記述する
・「比較演算子」は、2つの値の比較を行った結果を真偽値で返すもの
・「論理演算子」は、「否定」(NOT)、「論理積」(AND)、「論理和」(OR)の3種類がある

今回は図もなくさっくりと重要なポイントのみまとめましたが理解は深まりましたでしょうか?
練習問題も記載しようかと思ったのですが、記事が長くなってしまい読みづらいかと思いましたため次回に見送ります。
IFはそこそこ使用頻度は高い方ですので、最低限上記に書いてあることは抑えておいてくださいね!

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