はじめに
前回のおさらいと今回やること
前回はステートメントの概要をさらっと上辺だけやりましたので、今回からは制御構文をひとつずつ見ていきます。まずはIfステートメントからです。
Ifステートメントの概要
条件分岐の基本の「き」
どのプログラミング言語でも、「If文」というのは基本中の基本でしょう。VBAにおいてもそれは同じです。
If 条件式 then
条件式が「真」である場合の処理
Else
条件式が「偽」である場合の処理
End If
というのが基本的な書式になります。よく見る形として、
If 条件式 then
条件式が「真」である場合の処理
End If
というパターンもあります。こちらは、条件に合致する場合のみ処理を行いたい際に用いられます。
「真」というのは、条件が正しい場合
「偽」というのは、条件が正しくない場合
となります。
実際にIfステートメントを使ってみよう!
それでは実際にIfステートメントによる処理を体験して見ましょう。
例として、選択したセルに入力されている値が20未満だった際に背景を赤くするボタンを実装します。
Sub hantei() If ActiveCell.Value < 20 Then ActiveCell.Interior.ColorIndex = 3 End If End Sub
以上のコードを標準モジュールに記述(コピペでOKです)して、開発タブからフォームコントロールのボタンを配置後、マクロを登録しましょう。
(20未満の)数値の入っているセルを選択してボタンを押すと…
このように背景が赤くなります!
今回は、条件が真の場合だけ背景を赤くするという処理を行う記述でした。このように、ある条件に応じて処理を分岐させたい場合にIfステートメントを使用します。
まとめ
今回はIfステートメントに関してでした。次回は、Select Caseステートメントについて学習していきます。