CakePHP3メモ:インストール手順(Ver3.X)
PHPのフレームワーク「CakePHP」のバージョン3が出たので、インストール手順をまとめてみました。
バージョン2のインストール手順はこちら。
0.前提条件&準備
今回は以下のLAMP環境にインストールしていきます。
OS | Linux(CentOS6.8) |
---|---|
Webサーバ | Apache |
DBサーバ | MySQL |
PHP | 5.6.X |
※補足1
CakePHP3は必要環境としてPHP5.5.9以上を挙げています(PHP7も可)。
またPHP拡張モジュールとしてmbstring、intlが必要です。
PHPのバージョンが低い人はアップデートしておきましょう。
特にyumでインストールしている人はPHP5.3が入ってしまうはずですので注意しましょう。
※補足2
CakePHPではApacheのmod_rewriteの機能を用い、
.htaccessでリクエストをindex.phpへリダイレクトさせています。
httpd.confの以下の記述のコメントアウトをはずすことで、mod_rewriteの機能を有効にしましょう。
LoadModule rewrite_module modules/mod_rewrite.so
また.htaccessが設定できるようにしておきましょう。
<Directory “~~~”> //←「~~~」はドキュメントルートです(yumでインストールした場合は/var/www/html) Options FollowSymLinks AllowOverride All //←デフォルトではNoneになっている。 </Directory>
1.Composerをインストール
ここまでできてしまえばあとは簡単です。
# curl -sS https://getcomposer.org/installer | php # mv composer.phar /usr/local/bin/composer # composer self-update
※php-mbstringエラーになるとき
# yum –enablerepo=remi-php56 install php-mbstring
# composer update
※php-intlエラーになるとき
# yum –enablerepo=remi-php56 install php-intl
あわせて、php.iniの「timezone」を「Asia/Tokyo」にしておく。
2.CakePHPプロジェクトを作成
# cd /var/www/html # mkdir cake3 # cd cake3 # composer create-project cakephp/app . --prefer-dist //←「.」はカレントディレクトリを指しています。 Set Folder Permissions ? (Default to Y) [Y,n]? //←デフォルトYESでOK # composer install Set Folder Permissions ? (Default to Y) [Y,n]? //←デフォルトYESでOK
3.確認
http://[DOMAIN]/[WHERE-INSTALL-DIRECTORY]/が表示されればOK
4.環境設定(DB)
config/app.phpを編集
Datasources欄のdefaultの方のユーザ名、パスワード、DB名を修正する(testは開発環境用)
再度手順3のページにアクセスして、Databaseの欄が✔になればOK
まとめ
いかがでしょうか?CakePHP3はバージョン2からさらに使いやすくなり、フレームワークとして大きく進化した印象を受けます。ほかのフレームワークと比べて、わかりやすい構成になっているという印象を受けますので、フレームワークを触ってみたいという人はぜひ試してみましょう。
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