Python入門 MacにPython3.5.1をインストールする手順まとめ
はじめに
不定期連載のPython入門ですが、ちょっとPythonを触る機会があったので、久々に更新させて頂きます。
私のメインPCがMacになりつつあるので、PythonをMacにインストールしました。この手順をまとめます。
今回の内容:
・Python3.5.1をMacPCにインストールする手順
・pyenvについて
・pipについて
Python3.5.1をMacPCにインストールする手順
実はMacにはデフォルトでpythonがインストールされています。
ただしこのバージョンは少し古く、2系が入っています。
2系でももちろん構わないのですが、せっかくなので3系を入れることにしました。
バージョンを使い分けたいという時に便利なのが「pyenv」です。
1 2 3 4 5 | $ which python [変更前のバージョン] $ pyenv global [指定バージョン] $ which python [変更後のバージョン] |
というように使えます。
今回はこのpyenvでPython3.5.1をインストールしていきます。
1.まずはbrewでpyenvをインストールしましょう。
1 | $ brew install pyenv |
2.pyenvでpythonをインストールしようとすると、Xcodeのコマンドラインツールがインストールされていない場合、エラーになります。その場合は以下のコマンドを実行しましょう。
1 | $ xcode- select -- install |
ダイアローグが出るのでインストールを押します。
3.それではPythonをインストールします。
1 | $ pyenv install 3.5.1 |
4.選択できるPythonバージョンを確認します。
1 2 3 | $ pyenv versions * system 3.5.1 ( set by /Users/user/ .pyenv /version ) |
systemの方がデフォルトの設定なので、「*」が付いています。
これを3.5.1に変えるのですが、その前にPATHの設定を追加しておきます。
5.「.bash_profile」の変更
1 | $ vi ~/.bash_profile |
以下を追加します。
PYENV_PATH=”$HOME/.pyenv”
export PATH=”$PYENV_PATH/bin:$PATH”
eval “$(pyenv init -)”
保存したら再読み込みしておきます。
1 | $ export ~/.bash_profile |
6.バージョン切り替え
1 | $ pyenv global 3.5.1 |
これでPythonバージョンを切り替えられるようになりました。
7.pipインストール
pipはPythonのパッケージを管理するツールです。
便利なのでこちらもインストールしておきます。
1 | $ easy_install pip |
インストールしたらアップグレードしておきます。
1 2 | $ pip install --upgrade setuptools $ pip install --upgrade pip |
7.1.2から8.1.2にアップグレードしました。
8.pipを使う。
pipが管理しているパッケージを確認するには
1 | $ pip freeze |
とします。
それでは試しにpipを使って「django」というフレームワークをインストールしてみましょう。
1 | $ pip install django |
1 2 | $ pip freeze Django==1.10.1 |
djangoがインストールされたことがわかります。
Python環境構築手順はここまでとします。
まとめ
今回はPythonの環境構築のお話をしました。
pyenvとpipを使えるようになると、Pythonの環境構築をスムーズにできるようになるので、使い方を覚えておきたいところですね。