今回はコールバック関数なども絡めて、staticメソッドを見ていきたいと思います。
処理を実行した後に、実行したい処理を後から追加したいことが良くあります。この場合に柔軟に対応するのがコールバックメソッドです。
ただ、セキュリティー的に問題あるプログラムになったりする場合もあるので、利用場面には気を付けたほうが良いです。
DBからの出力値をフォーマットするなど、あとから形式を変更する場合などに利用する場合が多いです。
ちょっと変なプログラムなので、おげって思うかも知れませんが、しっかり見ていきましょう。
PHPをWindowsで実行したいのであれば、XAMPP(ザンプ)をインストールすると、自分のPCでも簡単に動作させることが出来ます。
インストール方法は、以下のサイトから。
WINDOWS XAMPP にて LARAVEL をインストール (XAMPP V1.8.3インストール)
phpedu42.php
<?php class _ { public static function f($v, $cb = null){ if(is_callable($cb)){ return $cb($v); }else{ return date('Y-m-d', $v); } } } ?> <!DOCTYPE html> <html> <head> <meta charset="utf-8"> <meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge"> <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0"> <title>tech.pjin.jp HTML5 Template</title> <link rel="stylesheet" href="https://maxcdn.bootstrapcdn.com/bootstrap/3.3.5/css/bootstrap.min.css"> <link rel="stylesheet" href="https://maxcdn.bootstrapcdn.com/font-awesome/4.4.0/css/font-awesome.min.css"> <!--[if lt IE 9]> <script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/html5shiv/3.7.3/html5shiv.min.js"></script> <script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/respond.js/1.4.2/respond.min.js"></script> <![endif]--> </head> <body> <div class="container"> <div class="page-header"> <h1><i class="fa fa-check-square"></i> PHP問題42</h1> </div> <div class="jumbotron"> <h3> <?php echo _::f(date('Y-m-d'), function($v){return $v;}); echo '<br>'; echo _::f(strtotime('2016-03-01')); ?> </h3> </div> </div> <script src="https://code.jquery.com/jquery-1.11.3.min.js"></script> <script src="https://maxcdn.bootstrapcdn.com/bootstrap/3.3.5/js/bootstrap.min.js"></script> </body> </html>
※CSSには、Bootstrap、Font-Awesomeを利用しています。
※Javascriptには、jQuery1.11.3を利用しています。
問題:このPHPをブラウザで見た結果(実行結果)を答えなさい(複数選択可)
- 今日の日付、2016-03-01と表示される。
- 2016-03-01、今日の日付と表示される。
- 今日の日付、今日の日付と表示される。
- 2016-03-01、2016-03-01と表示される。
- 特に何も出力されない。
- エラーが出力される。
正解:1.今日の日付、2016-03-01と表示される。
_クラスにstaticメソッドが定義されています。
ってクラス名が記号ってありなんですかって質問がありますが、一応定義できます。
public static function f($v, $cb = null){ if(is_callable($cb)){ return $cb($v); }else{ return date('Y-m-d', $v); } }
クラス名は_
ですので、呼び出しはクラス名::メソッド名なので、_::f
という呼び出し方になります。
暗号にしか見えないです。そうですね。
ここで、引数の2番目に$cb
を受け取っています。デフォルト値はnullになりますので、指定しない場合はnullが代入されます。
is_callable
関数は、関数として呼び出せる場合はtrue
を返します。nullの場合はfalse
が返ります。
callback関数の実行は、変数名の後ろに()
をつけるだけと簡単です。javaとかに比べるとすごい簡単でびっくりすると思います。
特にeval()のような関数を呼び出さなくても、ユーザ指定の関数を呼び出すことが出来ます。