Android引き継ぎ情報(メール編)
新年あけましておめでとうございます。Androidに関するの情報をお届けする勝手にAndroid情報局です。今日もセキュリティじゃないよ＾＾
本日はAndroid端末を機種変した際のデータの引き継ぎ(メール編)です。この年末年始にスマホを機種変した／する予定のあなた、必見ですよ。
なお、本記事はdocomoのスマホからdocomoのスマホへと機種変した筆者の経験をもとに作成しています。au、SoftBankの方も参考になる・・・かも！？
※今回の記事では端末内のデータやSDカードのデータを操作しています。ご自身で試される場合はデータの消失などにお気を付けの上、自己責任で実行してください。
引き継ぎ概要
今回は3年半ほど前のdocomoの機種(SH-07D)から、docomoの2015－2016冬春モデルであるSH-02Hへの機種変を行いデータを引継ぎます。ちなみにガラケー最後の携帯もSHでした。べ、べつにSH好きなわけじゃないんだからね＾＾
引き継ぐデータは必要最低限にし、引き継ぎはローカルのデータを使って行うことにします。(クラウドは利用しません。)
具体的には以下の3つです。
・LINE
・電話帳
この中で今回は送信・受信メールの引き継ぎを行います。
spモードメールの引き継ぎ
今回はspモードメールの引き継ぎを行います。引き継ぎ前(旧機種)のspモードメールはローカル(端末)にメール本体が保存されています。一方で引き継ぎ後(新機種)のドコモメールは基本的にクラウドにメール本体が保存されています。今回は旧機種に保存されているメールを手動で新機種のローカルに引き継ぎます。メールと電話帳はdocomoショップで引き継げばいいじゃない、とか言わないで
手順は以下の通りです。
(旧機種の作業)
1．メールをバックアップする
(PCなどを使った作業)
2．メールのバックアップデータを旧機種から新機種へ移行する
(新機種の作業)
3．新機種にメールを取り込む
この作業手順でOKなのですが・・・そこにはちょっとした罠が潜んでいました。
ちょっとした罠
spモードメールをご利用の方であれば気づいたと思いますが、spモードメールにはバックアップ機能がついています。その機能を使ってバックアップを取ればOKです。この方法の場合バックアップの取得(「メール」→「バックアップ」)は受信／送信フォルダごとまとめて行えます。しかし、取り込み(「バックアップ」→「メール」)は1件ずつ行わないといけません。1000件以上もあるメールを1件ずつ取り込めなんて考えたくない(ｘ＿ｘ)事実上無理です。
まとめて取り込む方法
そこで、どうにかまとめてメールを取り込めないかと考えました。docomoの携帯であれば「ドコモバックアップ」のアプリが入っています。このアプリはメールや電話帳のデータをまとめてバックアップすることが出来るアプリです。docomo同士であればこのアプリでメールや電話帳が引き継げるのではないかと考えました。やってみたところ、何とかうまくいきました。実際の作業は以下の通りです。
※本来のドコモバックアップアプリの使い方とは多少違うかもしれません。また、SDカードのデータを操作したり、本体のデータを上書きすることもあります。実行してみる場合は十分にお気をつけの上、自己責任で行ってください。
手順1．メールのバックアップ
まずはメールのバックアップを取ります。旧機種の「ドコモバックアップ」アプリを起動します。「spモードメール」ではないので注意してください。なお、ここから先の操作は「ドコモバックアップ」のバージョンによって多少異なります。適宜読み替えてください。
「ドコモバックアップ」が起動したら「microSDカードへ保存・復元」選択します。続けて「バックアップ」を選択。しばらくすると受信メール、送信メールの件数がわかります(件数によってはそれなりに時間がかかります)。件数が表示されたら、バックアップしたい項目の右の□にチェックを入れて「バックアップ開始」をタップします。画面の指示に従ってバックアップしてください。(場合によってはドコモアプリパスワードを求められます。)
完了したらバックアップしたメールの数だけ「(年月日時分秒)‗*****.vmg」というファイルができます。これがバックアップされたメールです。このファイルを新機種に取り込みます。
手順2．データの移行
旧機種でとったバックアップのデータを新機種に移行します。先ほど作成したvmgファイルを、新機種で使用するSDカード内に配置してください。フォルダ構成は以下のようにしてください。
受信メール
/com.nttdocoo.android.sdcardbackup/manual/mail/(年月日時分秒14桁)/inbox/***.vmgファイル
送信メール
/com.nttdocoo.android.sdcardbackup/manual/mail/(年月日時分秒14桁)/sentbox/***.vmgファイル
未送信メール
/com.nttdocoo.android.sdcardbackup/manual/mail/(年月日時分秒14桁)/outbox/***.vmgファイル
一部端末によって配置が違うかもしれませんので注意してください。また、3つの違いは受信メールがinboxフォルダ、送信メールがsentboxフォルダ、未送信メールがoutboxとなっているのみです。
なお、ファイルを操作するので自己責任で操作してください。
「ドコモバックアップ」アプリが取り込みの対象としているフォルダは決まっています。そのフォルダに合わせてvmgファイルを配置する必要があります。しかし、バックアップを取ったことがないSDカードではこのフォルダは存在しません。
バックアップを取ればフォルダが作成されますが、そもそもローカルにメールが無いためバックアップが取れません。また、筆者の環境は、ローカルのメールを準備しても「ドコモバックアップ」が認識しませんでした。なんでなのorz
手順3．メールの取り込み
最後に手順1同様「ドコモバックアップ」を使用して取り込みを行います。新機種で「ドコモバックアップ」を起動して下さい。が起動したら「microSDカードへ保存・復元」選択します。続けて「復元」を選択。しばらくすると受信メール、送信メールの件数がわかります。バックアップしたい項目の右の□にチェックを入れて「バックアップ開始」をタップします。画面の指示に従ってバックアップしてください。(場合によってはドコモアプリパスワードを求められます。)
まとめ＋注意点
以上でメールの引き継ぎができた(はず)です。めでたしめでたし。・・・といいたいところですが、受信フォルダや自動振り分けの設定までは引き継げません。そちらの方は引き継ぎ後のメールアプリで行うはずなのですが。。。ローカルのメールはそもそもフォルダ分けの対象にならないようです。とりあえず古いメールを確認するために旧端末を持ち歩かなくても良くなった、ということにしましょう。めでたしめでたし。
機種変したら要チェック！！Androidアプリのインストール時のチェック項目
機種変後は要チェック！！Androidアプリのインストール時の最低限のチェック項目です！
特に、Google Play以外のマーケットにあるアプリや個人のページで公開されているアプリ(俗にいう野良アプリ)をインストールする際は必ず確認し、怪しい場合はインストールするかどうかよく検討しましょう。
普段からこういったことをチェックすることでAdwareやウィルスなどにかかるリスクを低減できます。自身をセキュリティの脅威から守るための第一歩ですので、アプリをインストールする際は面倒くさがらずにチェックする習慣を身に付けましょう。
・開発元のチェック
Twitterの公式アプリのはずなのに開発元がわけのわからない会社名だったり、Twltterのように、よく似た別の名前だったりした場合は偽者の可能性があります。ほかの判断材料と併せてインストールするかどうか判断しましょう。
・ダウンロード数のチェックS
LINEのように大ヒットしたアプリなのに、ダウンロード数が1000件といったように、有名なアプリのはずなのにあまりにもダウンロードが少ない場合も偽者の可能性が高いです。バージョンアップの直後で本物のアプリがたまたまダウンロード数が少ない、という場合も考えられますが、こちらもほかの材料と併せてインストールするかどうか判断しましょう。
・アプリの要求している権限のチェック
アプリの要求してくる権限の詳細を確かめることは、不振な動きをするアプリがインストールされることを防ぐのに有効な手段です。例えばただのカメラのはずなのにインターネットアクセスの権限を要求したり、オフラインのゲームアプリなのに位置情報を要求したり、無料の音楽プレイヤーのはずなのに課金の権限を要求したりetc…といった様に、絶対に必要が無いはずの権限を要求してくるアプリは怪しい動きをするかもしれません。ほかの材料と併せてインストールするかどうか判断しましょう。
※普通のアプリでも、例えば無料でアプリを提供するために広告表示を導入しているアプリなどは、広告表示のためにインターネットに接続する権限を要求する、といった場合もあります。何でもかんでも怪しいとも言い切れません。
