今回はRondomクラスを使った乱数の生成について説明していきます。
Rondomクラスはutilパッケージに含まれています。
したがって、使う際にはインポート文が必要になります。
ではサンプルをみてみましょう!
■サンプルプログラム
import java.util.Random; class RandSample_01 { public static void main(String[] args) { Random rand = new Random(); int r = rand.nextInt(); System.out.println(r); } }
このプログラムは実行するたびに結果が変わります。
■解説
1行目
Randomクラスをインポート
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Randomクラスをインスタンス化
6行目
nextInt()メソッドで乱数を生成し、変数rに代入
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rの値を表示
■nextInt()メソッド
Randomクラスに定義されているnextInt()メソッドでint型の乱数を生成することができます。
しかしこのままだと生成される乱数はint型の範囲全ての数となってしまいます。
では3通りの乱数を生成したい場合にはどうすればよいでしょう?
実はnextInt()メソッドはオーバーライドされていて、引数で生成する乱数の個数を決めることができます。
それではもうひとつサンプルをみてみましょう。
今度はじゃんけんのプログラムです。
■じゃんけんプログラム
import java.util.Random; class Janken { public static void main(String[] args) { Random rand = new Random(); int j = rand.nextInt(3); switch (j) { case 0: System.out.println("グー"); break; case 1: System.out.println("チョキ"); break; case 2: System.out.println("パー"); break; } } }
■解説
6行目
nextInt()メソッドの引数に3と指定しています。
すると、0から始まる3つの整数、つまり「0」、「1」、「2」の計3通りの乱数が生成されます。
8~18行目
あとは生成された乱数に応じてグー、チョキ、パーのいずれかを表示させます。
■まとめ
今回はRandomクラスを使った乱数生成について説明しました。
次回は、乱数生成のテクニックをご紹介したいと思います!