イチから始めるSwift学習 その3 ViewController.swiftの中身を知ろう!
1、ViewController.swiftに書かれていることを理解しよう!
これからはSwiftの基本ルールやコードの書き方について勉強していきます。
最初のうちはViewController.swiftに色々とコードを書いていくことになるのですが、
どこに書いていいのかわからない!
そもそも英語ばかりで意味不明!
となってしまいますので、まずはこのViewController.swiftには何が書いてあるのかを見ていきましょう。
左側のナビゲータエリアのViewController.swiftをクリックして開いてみると
上の図のようにコードが表示されるかと思います。
初期状態でこの部分は書かれているんですね。では、各色枠を見てみましょう。
《赤枠の部分》
各行コメントアウト(※次回説明します)されていて、文字が緑色になっています。
ここにはプロジェクト(アプリ)名、作成者、作成日時、アプリの所有者の情報などが書かれています。
ただの情報なので、この部分は気にしなくていいです。全然関係無い部分です。無視しましょう。
もちろんごっそり全て消してしまっても問題ありません。
《青枠の部分》
この部分が実際に処理されている内容になります。
少し詳しく見てみます。
import UIKit class ViewController: UIViewController { override func viewDidLoad() { super.viewDidLoad() // Do any additional setup after loading the view, typically from a nib. } override func didReceiveMemoryWarning() { super.didReceiveMemoryWarning() // Dispose of any resources that can be recreated. } }
1行目
UIKitフレームワークというものをインポートしています。
細かい説明は抜きにしますが、この1文を書くことでiPhoneアプリを作成する上での色々な機能
が使えるようになるんですねー。便利!!なのでこの文が無いと動かなくなりますので、
くれぐれも消さないように気をつけてください。
試しに1行目を消して左上のシミュレータの実行ボタンを押してみると、
はい、、見なかったことにしましょう。。
赤字になっている部分はエラーが発生している部分です。ほぼ全てが赤色ですね…。
エラーが発生するとアプリが実行できなくなってしまいます。
もちろんシミュレータ上でもアプリが起動しません。
何度も言いますが、絶対に消さないようにしてくださいね。
2~15行目
この部分が最初の画面の処理になります。まだごちゃごちゃしているので、少し省略してみると、
class ViewController: UIViewController { override func viewDidLoad() { } override func didReceiveMemoryWarning() { } }
少しスッキリしてきました。
この中の構造は、1行目から始まって10行目で終わる
class ViewController: UIViewController { }
のカッコの中に、
override func viewDidLoad( ) { }
と、
override func didReceiveMemoryWarning( ) { }
が入れ子の構造で入っているのが見て取れるかと思います。
①class ViewController: UIViewController { }
この部分ではViewControllerクラスというものの定義が行われています。
ただ最初のうちは難しいことは考えず、画面全体に関することが{ }の中にまとめられている、
と考えればOKです。
つまり画面に色々表示させたり、動作させたりしたい場合はこの{ }の中に記述していく形になります。
②override func 〜( ) { }
この部分ではメソッドの再定義が行われています。
override func viewDidLoad( ) { }は画面がロード、つまり読み込まれた際に、{ }の中に書かれていることを
実行するよ、という操作の取り決めをしているんですね。
override func didReceiveMemoryWarning( ) { }も同じように、メモリ不足になった際に、{ }の中に書かれて
いることを実行するよ、という操作が決められています。
2、コードを書いてみよう!
では試しにコードを書いてみましょう。
override func viewDidLoad( ) の{ }の中に以下の1文を記述してみてください。
(super.viewDidLoad( )の次の行に記述します。)
println("Hello World!")
この1文を書いたら、アプリのシミュレータを起動してみましょう。
するとシミュレータのiPhone画面上には何も表示されずに真っ白のままですが、
Xcodeの下の部分(デバッグエリア)に「Hello World!」の文字が表示されたことと思います。
println( )というのは、Xcodeのデバッグエリアに文字などを出力することができる関数です。
デバッグエリアに表示するだけで、アプリの画面上には何も出力しません。
一連の動作をまとめると、
シミュレータを実行する
→アプリが起動する
→アプリの最初の画面(ViewControllerで決められた画面)が呼び出される
→画面がロードされる(override func viewDidLoad( ) の{ }の中が実行される)
→その中にあるprintln( )関数が実行される
→「Hello World!」の文字列がデバッグエリアに表示される
という流れになります。
もちろん「Hello World!」の文字を変更すれば、デバッグエリアに表示される文字も変わります。
色々試してみてください。
今回はこれで終わりにします。
次回からはこのoverride func viewDidLoad( ) { }の中に色々と記述してSwiftの基本構文を
勉強していきたいと思います。
TechProjin 開発系基礎講座 連載リンク
基礎からPHPWEBアプリ解発を学ぶなら・・
PHP基礎 連載
AIなどで注目急上昇!これから学ぶならPython!!
独学で学ぶ-pythonプログラミング 連載
汎用性◎ 定番プログラミング言語JAVA
Java基礎講座 連載