javaのリテラル、変数、データ型について とっても簡単なjava 【第6回】
リテラル?変数?データ型?
リテラル
ソースコード内での値、値の表記のことをリテラルといいます。
リテラルは全部で6種類です。
- 文字リテラル
- 文字列リテラル
- 整数リテラル
- 浮動小数点数リテラル
- 論理値リテラル
- nullリテラル
値を「’」シングルクォートで囲んだものを指します。
これは1文字の際に使用しますが、一般的には文字列リテラルを使用することが多く、文字リテラルはあまり使用しません。
使用例)String型のnという変数に「楓」という文字を代入
String name = '楓';
ただし、特殊記号を用いるときにはこの文字リテラルを使用します。
値を「”」ダブルクォートで囲んだものを指します。
値が一文字でも使用可能です。
使用例)String型のpglという変数に「java」という文字を代入
String pgl = "java";
名前の通り小数値のない値を指します。
2,8,10,16進数の表現ができます。(2進数はSE7というJDKのバージョンから利用可能になりました)
小数点をもつ値を指します。
10進数と指数を表現できます。
真か偽の値を指します。
尚、新がtrueで偽がfalseです。
参照型のデータを参照する際に、なにも参照していないということを指します。
変数
変数は値を入れるための箱です。
ここでの値とはソースコード内で指定した値、計算結果等の値などをいいます。
変数には自由な名前を指定することができます。
この変数の名前を変数名と呼びます。
この変数名を含め、クラス名、メソッド名をすべてまとめて識別子と呼びます。
識別子はプログラマが自由に決めることができますが、最低限のルールがります。
- 識別子の頭は英字(大文字・小文字)、$、_(アンサースコア)の3つのみです。
尚、2文字目以降は数字も使えます。 - 大文字・小文字は識別されます。
- 文字数の制限はありません。
- 予約語は使用できません。
予約語とはjava内ですでに使用されているものです。
また、予約語ではありませんが、リテラルとして使用されているためtrue、false、nullは使用できません。
データ型
変数(箱)を使用する際にはデータ型を指定します。
なぜそのような必要があるのか?
鷲頭という弊社の講師が図で説明するそうなので見てあげてください。
おわかりいただけましたか?笑
さて、データ型は大きく分けて基本データ型と参照型の2つが存在します。
- 基本データ型(プリミティブ型)
- 参照型
整数や文字列などが該当します。
基本データ型の一覧はこちらです。
型名 |
分類 |
範囲 |
バイト数(ビット数) |
byte |
符号付整数型 |
-128~127 |
8(1) |
short |
符号付整数型 |
-32768~32767 |
16(2) |
int |
符号付整数型 |
-2147483648~2147483647 |
32(4) |
long |
符号付整数型 |
-9223372036854775808~9223372036854775807 |
64(8) |
float |
浮動小数点数型 |
IEEE 754 規格の 32 ビット浮動小数点数 |
32(4) |
double |
浮動小数点数型 |
IEEE 754 規格の 64 ビット浮動小数点数 |
64(8) |
char |
文字(整数型) |
16ビットUnicode文字 ¥u0000~¥uFFFF |
16(2) |
boolean |
論理値型 |
true/false |
8(1) |
配列型変数、クラス型変数といった基本データ型以外のデータ型はこちらに該当します。
さて本日はここまでとします。