javaコーディングの基礎 とっても簡単なjava 【初級編 第5回】
javaコーディングの基礎
第5回では先日作成したHelloWorld.javaを例に、コーディングについて細かく解説していきます。
コーディング時の注意点
前回作成したHelloWorld.javaを確認しましょう。
public class HelloWorld{ //プログラムの実行開始位置です。このmainの次から処理が始まります。 public static void main(String[] args){ //Hello World Javaという文字を、画面に標準出力(System.out)させています。 //「;」は行の終わりを意味しています。 System.out.println("Hello World Java"); } }
さて本題に入る前に用語を2つ説明します。
- ソースファイル
- クラスファイル
○○.javaという形式のファイルです。
これは私たちがソースコードを記述(コーディング)し、保存するファイルです。
○○.classという形式のファイルです。
コンパイルにより自動生成されるファイルです。
それでは本題に入りましょう。
コーディング時の注意点は次の6つです。
- ソースコードは半角英数字で記述します。
- スペースを入れる際も半角のスペースを使用します。全角スペースは入れないでください。
- 英字の大文字、小文字は区別されます。
- 保存する際は、○○.javaというファイル形式で保存してください。
- 各文の最後には必ずセミコロン「;」を付けてください。
- 「{}」で囲まれた部分をブロックと呼びます。
上記HelloWorld.javaではすべて半角で記述しています。
8行目の「””」の中身は大文字や日本語でも問題ありません。
詳しくは別途解説します。
上記ではクラス名をhelloworldではなくHelloWorldとしています。
javaではスペースを入れると別の単語として認識されます。
したがってHello worldとしたい場合は、wを大文字にしてHelloWorldと記述するのが一般的です。
ソースコードの確認
ソースコードを確認していきましょう。
- 1行目 public
- 1行目 class宣言
- 4行目 main()メソッド
- 8行目 System.out.println(“”)
これはアクセス修飾子と呼ばれるものです。
ファイルへのアクセスレベルを設定するもので、private,publicなどが存在します。
詳細は後日改めて解説します。
ソースファイル内には必ずこのclass宣言が最低一つは必要となります。
このmainメソッドはjavaアプリケーションを実行する際の開始位置を表します。
記述方法は4行目のように、public static void main(String[] args)と記述します。
String[] argsはString args[]と記述しても問題はありません。
しかしながら、大文字と小文字は必ず区別してください。
コンパイル時にエラーが発生します。(コンパイル時に発生するエラーをコンパイルエラーと呼びます。)
System.out.println(“”)は画面に何かを表示させる際に利用します。
上の例ではHello World Javaと画面に表示させています。
クラス名とソースファイル名
先ほど、class宣言は「一つ以上必要」とご説明しました。
そうですね、複数存在することができるということです。
でもここで一つだけ注意が必要です。
- ファイル名:HelloWorld.java
public(アクセス修飾子)が付いているクラスが存在する場合、そのクラス名をソースファイル名にします。
public class HelloWorld { } class sample{ }
public(アクセス修飾子)が付いていないので、どちらでも問題ありません。
class HelloWorld { } class sample { }
public(アクセス修飾子)が付いているクラスが存在する場合、そのクラス名をソースファイル名にします。
public class HelloWorld { } class sample { }
public(アクセス修飾子)は1つのjavaファイル内に複数定義できません。
public class HelloWorld { } public class sample { }
以上です。
今回は大まかにわかっていただけていれば問題ありません。
次回はリテラルについて解説します。