2012年12月、Google Play Serviceが刷新に伴いGoogleマップAPIもバージョンアップが行われGoogle Maps Android API v2となりました。
Google Maps Android API v2では、Android版アプリ「Google Maps」で提供されていた各種機能を自分のAndroidアプリケーションに実装できるようになっています。
主な機能は、2Dと3Dに対応したベクターベースのマップを利用や、簡単な動作で地図の傾斜や回転、主要空港やショッピングセンターといった建物のインドアマップなどがあります。
また、Fragmentをサポートしているため、タブレット端末のサポートや複数のパーツを組み合わせる等も可能になっています。
左から2Dマップ、3Dマップ、インドアマップ
3Dマップについて紹介している公式HP
http://www.google.co.jp/intl/ja/mobile/maps/3d/
公式HPでは3Dマップを見ることのできるポイントを紹介しているのですが、関東周辺では以下の2か所のみのようです…
- 都庁周辺
- 横浜市役所周辺
では早速、サンプルアプリの作り方です。
バージョン1に比べ若干複雑になっていますので、まずは以下の通りに作ってみることをオススメします。
用意するもの
- Android 2.2以上が搭載されているAndroid実機端末
- 上記端末にGoogle Play Storeがインストールされていること
このようにエミュレーターでは実行することができなくなっています。ご注意を!
作成手順
手順は大きく3ステップに分けることができます。
- 「Google Maps Android API v2サービス」の有効化とAPIキーの入手
- 「Google Play Serviceライブラリ」のインストールおよびインポート
- Androidアプリの作成
1. 「Google Maps Android API v2サービス」の有効化とAPIキーの入手
1. ブラウザで以下のURL (Google APIs Console)にアクセスする。
https://code.google.com/apis/console
2. “Create project…”をクリックする。
3. “Services”をクリックする。
4. “All services”の中から”Google Maps Android API v2”のトグルボタンをクリックする。
5. 利用許諾の条項に同意したら、”Accept”ボタンをクリックする。
6. “API Access”をクリックする
7. “Create new Android Key…”をクリックする。
8. キーストアのフィンガープリントのSHA1と、その後ろに”;”およびAndroidアプリケーションのパッケージ名を付け足したものを入力する。
バージョン1ではフィンガープリントのみでしたが、バージョン2からはパッケージ名を後ろにつける必要があります!
例)
XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX;com.example.googlemapsandroidapiv2