PHP require文を用いた外部ファイルの読み込みについて
外部ファイルの読み込み
前回は制御文に関して記述しました。
今回は外部ファイルの読み込み方法で、require文について記載したいと思います
外部ファイルの読み込みについて
PHPでは1つのファイルに処理を記述することもできますが、PHPコードを複数のファイルに分割して記述することもできます。
短いソースコードなどなら1つのファイルでも良いかもしれませんが、
ソースが膨大な量になってくると、見づらくなったり管理がしづらくなったりするので
役割によってファイルを分割し、その処理を呼び出したい際にPHPファイルから別のPHPファイルを呼び出すようにしてやります。
すると呼び出されたPHPファイルに記述された内容を実行します。
またPHPファイル以外にもHTMLファイルやテキストファイルなども必要に応じて読み込みその内容を表示させることができます。
require文
PHPでは別のファイルを読み込むために require文を使用することができます。
requireを使用して別のPHPファイルに記述したコードを実行させることができます。
また HTMLファイルやテキストファイルを読み込んでその内容を表示することもできます。
require で外部ファイルを読み込んだ瞬間にその読み込んだファイルに処理が移り、
そのファイルの処理を実行、中身を表示したりしてから require 文の下の処理をまた再開するという流れになります。
また外部ファイルに記述された変数や関数を呼び出し元、呼び出し側で共有することも可能です。
require文の記述方法
require文は以下のように記述することができます。
また呼び出したいファイルが呼び出し元のPHPファイルが置いてあるディレクトリ内ではなく、別の階層にある場合は
そのファイルから相対パスで表すかもしくはサーバ上の絶対パスで指定します。
require "パス/呼び出したいファイル名";
もしくは以下のように ()で括っても良いです。
require ('パス/呼び出したいファイル名');
以下では file1.php から同じディレクトリにある file2.php を呼び出しています。
そのため file1.php を実行すると、file2.php の処理内容が表示されます。
file1.php
<?php require "file2.php"; ?>
file2.php
<?php echo "file2に記述されたメッセージ"; ?>
結果は以下のように file2.php に記述されたメッセージが表示されます。
またHTMLファイルやテキストファイルの内容を表示することもできます。
以下では file3.php から read.html ファイルを呼び出しています。