PHP while文 【初級編 第32回】
while文
前回は for文について記載しました。
今回は while文について記載したいと思います。
while文について
while文も for文のようにループで処理をさせたい場合に使用します。
ただ記述のしかたが forとは異なります。
forの場合は初期化処理、条件、増減式の3つの式を記述してループさせますが、while の場合は条件の1つだけとなります。
while は単純に条件式が trueの間だけループさせるといった使い方をします。
while文の使い方
while文は以下のように記述します。
while(条件式){ 処理内容; }
上記の条件式の結果が trueの間だけ処理内容を実行するといったことになります。
while文のサンプル
以下は $hensuu の値が 10 になるまで処理を繰り返すサンプルです。
<?php $hensuu = 1; while($hensuu <= 10){ echo "$hensuu<br>"; $hensuu++; } ?>
この場合は以下のように 1 から 10 までが表示されます。
for文のように初期化処理、増減処理を入れる箇所が無いので、別に記述してやる必要があります。
do while文について
while文には do while という書き方もあります。
do while文を使用すると、最初に1回だけ処理内容を行ってから、条件が trueになっているかを確認します。
まだ条件式の結果が trueのままなら再度繰り返しを行い、もし falseだったら実行させないといった使い方をすることができます。
そのため少なくても1回は処理内容が行われるといったことになります。
do while文の使い方
do while文は以下のように記述します。
<?php do{ 処理内容; } while(条件); ?> [php] このように do の後ろに条件を記述し、whileでの条件判定は最後に記述します。 <h3>do while文のサンプル</h3> 以下では最初に $hensuu の中身を表示し、その後 while の部分で条件を判定しています。 [php] <?php $hensuu = "aaa"; do{ echo "$hensuu<br>"; } while($hensuu == "bbb"); ?>
結果は以下のようになりました。
条件にマッチしなかったので、1回だけ実行してループを終了します。
これが do while でなく通常の while文だったら1回も実行されずに終了するといったことになります。