Tips

2012.10.23

PHP 定数 【初級編 第20回】

PHP 定数 【初級編 第20回】

定数について

前回は、arrayを使用した配列の格納のしかたについて記載しました。
今回は定数について記載したいと思います。

定数の概要

定数とは

定数とは、PHPによってあらかじめ決められている値で、
変わることのない値を格納したりするのに使用されます。

変数では処理の結果によって、毎回変わったりする値を格納するのに使用するのに対し、
定数では、一度決まったら変わることのない値を定義します。

PHPによってあらかじめ決められた定数もあれば、自分で定数を定義することもできます。
たとえば、boolean型などで使用される TRUE や FALSE などは定数になります。

その他にも以下のようなあらかじめ決められた定数が存在します。
_FILE_ 処理中のファイル名を表す
_LINE_ 処理中のファイルの行番号を表す
PHP_OS PHPを実行中のOSの名称を表す
E_ERROR 実行時の重大なエラーを表す

この他にもあらかじめ決められた定数がたくさん存在します。

定数を使用することで、数字などの意味を理解しにくい値に名前を振ったりすることができるので、
コードを解釈しやすくなるといったメリットがあります。

自分で定数を定義する

自分で定数を定義する場合は、define関数を使用します。
定義の仕方は以下のようにします。
define(“定数名”, “定数の値”)
変数名のように、定数名の前に $(ダラー)を付ける必要はありません。

実際に定数を定義してみます。

<?php
 define("TEISUU", "テスト");
 echo TEISUU;
?>

表示してみると、「テスト」が表示されたと思います。

ブラウザ確認画像

変数の場合この「テスト」は再度代入することで変えることができますが、
定数では1度セットをした値を変更することはできません。
TEISUUに対して別名を付けるようなイメージになります。

再定義した場合

値が変わらないことを確認するため、定数を再定義してみます。

<?php
 define("TEISUU", "テスト");
 define("TEISUU", "サンプル");
 echo TEISUU;
?>

以下のように再定義しても「テスト」のままなので、値を変えることはできないことが確認できました。

ブラウザ確認画像

新連載はじまりました!新PHP基礎 連載リンク

PHP基礎 連載

Recent News

Recent Tips

Tag Search