PHP float型 【初級編 第12回】
float型について
前回は integer型について記載しました。
今回は小数値を扱う型である float型について記載していこうと思います。
float型の概要
integer型は整数値を扱う方でしたが、float型は小数値を扱う型です。
また integer型の最大値である 2147483647 を超えた場合にも float型として扱われます。
float型は別名で double型とも呼ばれたりします。
変数に格納した使い道などは、integerのように変化する小数値を格納するのにつかわれたりします。
float型の変数への代入
float型の変数への代入方法も integer型と一緒になります。
代入する値は小数点を以下を含む数値であったり、2147483648 以上の値であったりします。
以下のサンプルコードのようにして代入します。
<?php $hensuu = 5.483; echo $hensuu; ?>
ブラウザから確認すると、5.483 と表示されます。
float型の計算方法も integer型と一緒です。
以下の例では計算結果は全部同じ値になります。
計算した結果を代入
<?php $hensuu = 2.7; echo $hensuu + 1.5; ?>
代入した変数と数値を計算
<?php $hensuu = 2.7 + 1.5; echo $hensuu; ?>
代入した変数と変数を計算
<?php $hensuu1 = 2.7; $hensuu2 = 1.5; echo $hensuu1 + $hensuu2; ?>
ブラウザから確認すると、4.2 と表示されます。
float型で扱える範囲
float型の最大値
float型で扱える範囲は使用しているPCの環境に依存しますので明確にはわかりません。
ただ少なくとも14桁の整数値までは使用することができます。
float型でのマイナス値
またマイナスの小数値ももちろん扱えます。
<?php $hensuu = -10.95; echo $hensuu; ?>
ブラウザで確認すると -10.95 と表示されます。
float型の扱いの注意点
float型の変換
以前にも型の変換方法などを記載しましたが、
float型の小数値を integer型に変換した場合小数値などが切り捨てられますので
注意が必要です。
たとえば以下のコードなどは小数点が切り捨てられて表示されます。
<?php $hensuu = 21.745; echo (int)$hensuu; ?>
ブラウザから確認すると 21 となって表示されますので注意してください。
今回はここまでで、次回からは string型について記載していきたいと思います。