PHP Linuxのyumでインストール 【初級編 第2回】
PHPをLinuxのyumでインストール
今回は、PHPのインストール部分を記述します。
PHPの動作はLinux上でApacheをインストールし、Apacheの動的モジュールに組み込んで確認をしたいと思います。
ソースからコンパイルしたほうが後々を考えるとよさそうですが、
インストールに時間はかけたくないので yumを使用してインストールをしてしまいます。
※yumに関しては当ブログ内の「LinuxServer」に記載してあります。
Apacheのインストール
Apacheのインストール方法
Apacheをインストールします。
[root@localhost ~]# yum install httpd -y
httpd.confの編集
Apacheをインストールしたら、Apacheにアクセスできる最低限の設定がされているか設定ファイルを確認します。
[root@localhost ~]# lv /etc/httpd/conf/httpd.conf
Listen 80 ServerRoot "/etc/httpd" User apache Group apache DocumentRoot "/var/www/html" <Directory /> Options FollowSymLinks AllowOverride none </Directory> DirectoryIndex index.html
Apacheの起動
この時点でApacheを起動して、Webブラウザから問題なくアクセスできるかを確認します。
Apacheを起動します。
[root@localhost ~]# apachectl start
Apacheの動作確認
Webブラウザからアクセスしてみます。
http://サーバのIPアドレス/
テストページが表示されれば問題なく、Webサーバは起動しています。
PHPのインストール開始
PHP本体のインストール
つづいて、PHPもyumでインストールします。
ひとまずPHP本体のみをインストールすることにします。
[root@localhost ~]# yum install php -y
Apacheの動的モジュールへの組み込み設定
yumでPHPインストールすると、Apacheの動的モジュールにPHPを自動で組み込んでくれます。
具体的には、下記のファイルに記述されています。変更の必要はありません。
[root@localhost ~]# lv /etc/httpd/conf.d/php.conf
<IfModule prefork.c> LoadModule php5_module modules/libphp5.so </IfModule>
PHPの動作確認
つづいてPHPの動作を確認します。
以下のように Apacheのドキュメントルートである /var/www/html 配下に以下のようなPHPのテストページを作成します。
phpinfo()関数は、PHPの関数でPHPのバージョンやPHPで決められた関数などを表示させることができます。
[root@localhost ~]# vi /var/www/html/test.php
<?php phpinfo(); ?>
上記のファイルを作成したらWebブラウザからアクセスしてみます。
http://サーバのIPアドレス/test.php
これでPHPの設定情報などが表示されれば、PHPは正常に動作しています。
ここまでで、PHPを使用する環境が整いました。
次回は、PHPの基本的な構文を試していきたいと思います。