PHP 基本的な構文 その1 【初級編 第3回】
基本的な構文について
前回PHPのインストールまでおこなったので、今回からPHPのコードについて記載していきたいと思います。
PHPのコードの始まりと終わり
簡単な記述例
PHPのコードは基本的に で終わります。
この間にPHPに処理させたい内容を記述していくことになります。
前回動作確認用に作成したテストページもこのようになっていました。
1 2 3 | <?php phpinfo(); ?> |
この場合は phpinfo(); が処理させたい部分になります。
HTMLとの混在
またHTMLのコードとの混在も可能で、以下のように記述することもできます。
1 2 3 4 5 | <H4>テストページ</H1> <?php phpinfo(); ?> <p> ページの最後 </p> |
<?php ?>以外の記述方法
PHPの文は <? で始まり ?> で終わるように記述することもできるようですが、
その場合コンパイル時にオプションを指定するか、もしくは php.iniファイルで設定して有効化してやる必要があります。
またHTMLとの混在ではなくPHPのみで書かれたファイルの場合は、最後の ?> タグは省力したほうがよいようです。
これは、?> タグの後ろに改行などがあった場合は、意図をしない動作をする可能性があるからです。
PHPパーサ(本体)では、終了タグ ?> を見つけると、それ以降はそのままコードの内容を出力するようになっています。
そのため、HTMLのコードが出力できるというわけです。
メッセージの表示
メッセージのみを表示する簡単なコード
これからPHPの関数などの動作を確認していくために、まず echoについて記載しておきたいと思います。
1 2 3 | <?php echo 'テストメッセージ' ; ?> |
上記のようなコードを記述して、Webブラウザからアクセスしてみると、上部に「テストメッセージ」と表示されると思います。
echoでは、右側に与えられたメッセージを表示するという機能をもっています。
コメント
1行でコメントを書きたい場合の例
コメントとは表示や実行される処理とは関係のないもので、ソースを確認した際に分かりやすくするための説明文を記述することです。
以下のように記述すると // の後ろはコメントとみなされます。
1 2 3 4 | <?php //echo 'テストメッセージ1'; echo 'テストメッセージ2' ; ?> |
また、// の代わりに # を使うこともできるようです。
1 2 3 4 | <?php # echo 'テストメッセージ1' ; echo 'テストメッセージ2' ; ?> |
この場合はWebブラウザからアクセスすると「テストメッセージ2」のみが表示されることになります。
複数行のコメント
また複数行にわたってコメントを記述したい場合は、/* コメント内容 */ で囲みます。
1 2 3 4 5 6 | <?php echo 'テストメッセージ1' ; /* echo 'テストメッセージ2'; echo 'テストメッセージ3'; */ echo 'テストメッセージ4' ; ?> |
この場合はWebブラウザからアクセスすると「テストメッセージ1」と「テストメッセージ4」のみが表示されることになります。
ひとまず今回はここまでで、次回からも引き続き基本的な構文の部分を記述していきたいと思います。