【平成28年度秋期試験】 基本情報技術者試験（FE） 午前 問11～問15

解説
1Mバイトをバイトに戻すと以下のようになります。

1Mバイト⇒1024kバイト⇒1024×1024バイト⇒2の20乗バイト

アドレスパスでメモリ上の位置を指定していくので、1Mバイト分の位置は「1M個⇒2の20乗個」必要になります。
アドレスパス1本で表現できる桁は2進数の1桁なので、20本のアドレスパスが必要になります。

よって、解答は20本で「ウ」です。

解説
選択肢の用語を確認していきましょう。

よって、解答は3の「ア」になります。

解説
3層クライアントサーバシステムとは、クライアントサーバシステムを「プレゼンテーション層」、「アプリケーション層」、「データ層」に分割したもの。以下の図のようなシステムになります。

この図に合致する選択肢を探していきます。
アは、HTMLで記述されたプログラムはクライアントで動作します。
イは、クライアント端末に業務処理用のアプリケーションは必要ありません。クライアント端末ではHTMLの表示のみを行います。
ウは、正解です。
エは、HTTP要求を待ち受けるサービスを常駐させておく必要があるのはサーバです。

よって、「ウ」になります。

解説
ホットスタンバイ形式とは、動いているサーバとは別途、サーバが起動した状態で動いているサーバと同期している状態で待機している形式です。
負荷分散クラスタ構成は、複数のサーバに処理を分散して処理を行う構成です。
その二つの比較と合致する選択肢を探していきます。

アは、ホットスタンバイではデータベースを同期する必要がありますが、共有する必要はありません。
イは、負荷分散クラスタ構成では障害時に処理分散するサーバが少なくなるのでスループットが低下します。ホットスタンバイ形式では障害が起きたサーバから待機していたサーバに変更されるだけなのでスループットは低下しません。
ウは、負荷分散クラスタ構成では拡張性の確保ができますが、ホットスタンバイの待機サーバは待機しているだけなので拡張性の確保はできません。
エは、ホットスタンバイでは障害時にスループットを維持できます。正解です。

よって、解答は「エ」になります。

解説
まずは、用語を確認しましょう。

MTBFとMTTRを図で表すと以下の図のようになります。

この図から稼働率は以下の式で表すことができます。

稼働率 = MTBF ÷ (MTBF + MTTR)

この式から、コンピュータ1とコンピュータ2の稼働率を算出します。

コンピュータ1の稼働率：480時間 ÷ (480時間 + 20時間) = 480 / 500
コンピュータ2の稼働率：950時間 ÷ (950時間 + 50時間) = 950 / 1000

どちらか一方が稼働していればよいので、全体からどちらも故障している場合を除くことで求めることができます。
まずは、どちらも故障している場合を求めます。

コンピュータ1の故障率：1 – コンピュータ1の稼働率 = 1 – (480 / 500) = 20 / 500
コンピュータ2の故障率：1 – コンピュータ12の稼働率 = 1 – (950 / 1000) = 50 / 1000
コンピュータ1と2が両方故障している率：コンピュータ1の故障率 × コンピュータ2の故障率 = (20 / 500) × (50 / 1000) = 2 / 1000

そして、全体からコンピュータ1と2が両方故障している率を除きます。

全体の稼働率：1 – コンピュータ1と2が両方故障している率 = 1 – (2 / 1000) = 998 / 1000 = 0.998 = 99.8%

よって、正解は「エ」になります。