JavaScript 超入門(3) データ型
Javascriptを学んでみようという人をターゲットに、JavaScriptの基本を解説していきたいと思います。
他の言語は少しでもかじったことがあるけど、Javascriptはまだ・・・って人を想定しています。
データ型
JavaScript 超入門(2)変数の回でJavaScriptの変数について説明しました。
その変数に入ってくる値がどのような値なのかを表すのが、データ型です。
1・100・3.14といった数値、’太郎’・’花子’といった文字列はそれぞれ異なるデータ型です。
Java等の強い静的型付けと分類されるプログラミング言語であれば非常に型による制約がきつく、
変数を宣言するときにデータの型も指定しなければならず、変数に入れられる値は指定した型の値に限られます。
たとえば以下のJavaコードはコンパイルエラーになります。
String name = "hoge"; name = 3;
入れ物には形や大きささが決まっていて、合わないものは入れられないイメージですね。
JavaScriptの場合コードを書く際にそこまで厳密には問われません。
以下もちゃんと動きます。
var name = 'hoge'; name = 3;
JavaScriptは動的型付けの言語なので、スクリプトの実行時に必要に応じてデータ型が自動的に変換されまず。
入れ物が中身に応じて動的に形や大きさを変えるイメージですね。
とはいえデータ型を無視できるというわけではなく、むしろ開発者は入っている値がどんな型なのか気をつける必要があります。
以下でJavaScriptのデータ型についておさえておきましょう。
JavaScriptのデータ型には大きく2つに分類できます。
- 基本データ(プリミティブ)型
- 参照型
まず基本データ型には次のデータ型が含まれます。
- 数値(number):0,1,3,14等の数値。5×10^-324 から 1.79769×10^308までの値が入れられます。
- 真偽値(boolean):true(真)またはfalse(偽)
- 文字列:0個以上の文字の組み合わせ。用いる際はシングルクォートまたはダブルクォートで囲みます。
- 特殊: null値を表すnullおよび未定義を表すundefined
基本データ型は上ででてきたものに限られます。
参照型はざっくり言ってしまえば、基本データ型以外すべてです。
配列やオブジェクト、関数といったものが含まれます。
ここではそれぞれの具体的な内容には踏み込みません。
最後に基本データ型と参照型の違いについておさえておきましょう。
基本データ型は変数に値そのものが入っています。
参照型の変数には、データが格納されている(メモリ上の)場所を示す参照値と呼ばれる値が入っています。
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