実行制御の問題を出していきます。
前回に続き、配列に条件式を入れてループするという雑な問題です。
今回は少し難易度が高いです。
PHPをWindowsで実行したいのであれば、XAMPP(ザンプ)をインストールすると、自分のPCでも簡単に動作させることが出来ます。
インストール方法は、以下のサイトから。
WINDOWS XAMPP にて LARAVEL をインストール (XAMPP V1.8.3インストール)
phpedu22.php
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 | <?php $a = 10; $b = 2; $c = true; $d = '1' ; $ans = [ ++ $a == 11, $a ++ == 12, $a - $b == 2, $c = false, $c == false, $d === 1 ]; ?> <!DOCTYPE html> <html> <head> <meta charset= "utf-8" > <meta http-equiv= "X-UA-Compatible" content= "IE=edge" > <meta name= "viewport" content= "width=device-width, initial-scale=1.0" > <title>tech.pjin.jp HTML5 Template</title> <link rel= "stylesheet" href= "https://maxcdn.bootstrapcdn.com/bootstrap/3.3.5/css/bootstrap.min.css" > <link rel= "stylesheet" href= "https://maxcdn.bootstrapcdn.com/font-awesome/4.4.0/css/font-awesome.min.css" > <!--[ if lt IE 9]> <![ endif ]--> </head> <body> <div class = "container" > <div class = "page-header" > <h1><i class = "fa fa-check-square" ></i> PHP問題22</h1> </div> <div class = "jumbotron" > <h3> <?php foreach ( $ans as $k => $a ){ if ( $a ){ echo $k ; } } print_r( $ans ); ?> </h3> </div> </div> </body> </html> |
※CSSには、Bootstrap、Font-Awesomeを利用しています。
※Javascriptには、jQuery1.11.3を利用しています。
問題:このPHPをブラウザで見た結果(実行結果)を答えなさい(複数選択可)
- 「012345」と表示される。
- 「0124」と表示される。
- 「015」と表示される。
- 「04」と表示される。
- 「035」と表示される。
- 特に何も出力されない。
- エラーが出力される。
正解:4.「04」と表示される。
条件式は全部で6個あります。
- ++$a == 11
- $a++ == 12
- $a – $b == 2
- $c = false
- $c == false
- $d === 1
前回と違い、今回は条件式になっています。
色々な表現が出てきています。
ここで、データ型のおさらいです。各変数の値のデータ型がなんなのか見ていきます。
$a = 10;
の10は、数字です。
$b = 2;
の2は、数字です。
$c = true;
のtrueは、真偽値です。
$d = '1';
の’1’は、文字です。
$dの部分がポイントです。真偽値ではなく文字です。
ここで、条件式を見ていきましょう。
++$a == 11
の++
はインクリメントといい、$aに1を足して$aに代入します。
ポイントは変数の前にあるか、後ろにあるかです。前にある場合は、式を評価する前に1を足します。
後ろにある場合は、式を評価した後に1を足します。
先に足すので、$aは11になり、結果がtrueになります。
$a++ == 12
は、後置(++が後にある)の為、$aの中身は11です。条件式の結果はfalseになり、その後$aは12になります。
$a - $b == 2
は、括弧がないのですが、先に引き算を行います。その後式を評価します。$aは12なので、10==2という式を評価します。
演算子には評価順がありますので、その評価する順番に評価されます。==より算術演算子(+, -, *, /, %)の方が先に評価されます。
$c = false
は、$cにfalseを代入するので、結果falseとなります。
$c == false
は、$cの内容は上の式でfalseを代入したため、この条件式はtrueとなります。
$d === 1
は、$dは文字列の為、falseになります。===
は、データ型と値を比較します。
もし==
の場合は、中身が1なのでtrueになります。