基本情報処理技術者試験の基本。財務諸表について③


基本情報処理技術者試験の基本。財務諸表について③

はじめに

H29年春の基本情報処理技術者試験が終わりました。
基本情報処理技術者試験は範囲が広く、学習するのも一苦労ではありますが、特におろそかになってしまいがちなのは「ストラテジ系」と呼ばれる範囲かと思います。配点も低く暗記で何とかなるだろうと高をくくり、前日に参考書をぱらぱらと見て終わりになってしまう人も多いのではないでしょうか。

そんなおろそかになってしまいそうな「ストラテジ系」の中から、
今回は「企業・財務」の範囲に出題される「財務諸表」について全4回でまとめていきたいと思います。
前々回に「貸借対照表」について、前回「損益計算書」について記載しましたので、第3回である今回は、財務3表の3つ目を飾る「キャッシュフロー計算書」についてまとめていきます。

キャッシュフロー計算書

企業の財務状況を確認する上でよく利用されるのが、
「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」の3つです。
今回はキャッシュフロー計算書に関する過去問から、キャッシュフロー計算書について学習していくことにします。

キャッシュフロー計算書は以下のように、会社のお金の流れ(入金と出金)を示した表になります。

キャッシュフローは以下の3つに分類できます。

・営業活動によるキャッシュフロー
 →本業に関わる入金と出金の内容をまとめたもの
・投資活動によるキャッシュフロー
 →固定資産の売却などによって得られる入金や逆に購入による支出などをまとめたもの
・財務活動によるキャッシュフロー
 →借入金による収入などをまとめたもの

キャッシュフロー(Cash Flow)なので、「CF表」と言ったりもします。

会社の業績がいい場合、営業CFはプラスになり、その分を財務CFの支出(借入金返済)に充てるので、
財務CFはマイナスになることもあります。
営業CFよりも投資CFがプラスが多いということは、投資の支出を営業利益だけではまかなえていない状況(借入が必要)ということを表します。
このように、CFではお金の流れが健全かどうかを見ることができるのです。

過去問練習

それでは、この内容をふまえて以下の過去問を解いてみましょう。

キャッシュフロー計算書において、営業活動によるキャッシュフローに該当するものはどれか。

ア 株式の発行による収入
イ 商品の仕入れによる支出
ウ 短期借入金の返済による支出
エ 有形固定資産の売却による収入

(平成29年春期 問77)

営業活動によるキャッシュフローということですから、本業での収入か支出になっているものを選べばよいですね。株式の発行と短期借入金返済は財務CFに記載し、有形固定資産の売却は投資CFに記載します。
したがって「イ」の商品の仕入れによる支出が正解です。

まとめ

今回は財務諸表の代表的な表の3つ目「キャッシュフロー計算書」についての説明と過去問を解きました。
キャッシュフロー計算書は実施のお金の流れを知るために重要な表です。しっかりと覚えておきましょう。

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