Tips

【直前対策】CCNA合格を確実にする厳選問題集 その3

【直前対策】CCNA合格を確実にする厳選問題集 その3

CCNA合格を確実にする厳選問題集

CCNAの試験で出題されそうな問題を作成してみました。

CCNAに合格するために必要な知識を最終確認しましょう!

レッツスタート!!

CCNA試験対策 問題編

【問題1】
logging trap 4コマンドを実行した際にSyslogサーバに送信されるシステムログのレベルとして適切なものを以下の中から全て選択してください。

A) alerts
B) notifications
C) debugging
D) warnings
E) critical
F) errors
G) emergencies
H) informational

問題1の解答と解説
【解答1】

解答)A,D,E,F,G

解説)logging trap <レベル>コマンドはSyslogサーバへ送信するシステムログのレベルを指定することができるコマンドです。指定したレベルより数値が低い、すなわち重要度が高いより深刻なログメッセージを全て送信するようになります。設問では4が指定されていますので、レベル0~4までの5つのレベルのメッセージが送信されることになります。ログメッセージはデフォルトでは自身のコンソール画面上にのみ表示するようになっていますが、logging コマンドを実行することにより外部サーバへログを送信することができるようになります。logging trapコマンドを実行しなかった場合、デフォルトでレベル6のinformationalまでのメッセージが表示されます。逆に表示されないのはレベル7のdebuggingだけとなります。

【問題2】
購入直後の新品のスイッチのあるポートにswitchport access vlan 3コマンドを実行した際の動作として最も適切なものは以下のうちどれでしょうか。

A) VLAN3が作成されていないのでコマンドは受け付けられない。
B) VLAN3が作成されていないのでエラーを検知しエラーディセーブル状態となる。
C) VLAN3が作成されて実行したポートがVLAN3に割り当てられる。
D) VLAN3が作成されるが実行したポートはVLAN1に割り当てられたままになる。

問題2の解答と解説
【解答2】

解答)C

解説)switchport access vlan コマンドを実行することで該当ポートを指定したVLANに割り当てることができます。VLAN番号に作成されていないVLANを指定すると自動的にVLANが作成され、かつそのVLANにポートが割り当てられます。その際に次のようなメッセージが出力されます。
「% Access VLAN does not exist. Creating vlan 10」
このメッセージはコマンドが拒否されたわけではなく、新しくVLAN10を作成したことを意味しています。

【問題3】
OSI参照モデルの各レイヤの役割のうち、エンドツーエンドの通信の信頼性を保証しているのは以下のうちどれでしょうか。

A) アプリケーション層
B) プレゼンテーション層
C) セッション層
D) トランスポート層

問題3の解答と解説
【解答3】

解答)D

解説)トランスポート層の主なプロトコルとしてコネクション型のTCPとコネクションレス型のUDPがあります。TCPはコネクションの確立以外にウインドウ制御、再送制御、順序制御、フロー制御といった様々な機能があるため信頼性の高い・信頼性が保証された通信を行うことができます。それに対しUDPでは上記のような機能が存在しないため信頼性の低い通信となっています。UDPはIP電話のようなリアルタイム性が求められるような通信に使用されます。

【問題4】
あるルータのインターフェイスFastEthernet0に192.168.46.1/26のIPアドレスが設定されています。このインターフェイスが含まれているネットワークでOSPFを有効にすることができるコマンドは以下のうちどれでしょうか。2つ選択してください。

A) Router(config)#router ospf 0
Router(config-router)#network 192.168.46.0 0.0.0.63 area 0
B) Router(config)#router ospf 1 area 0
Router(config-router)#network 192.168.46.1 0.0.0.0
C) Router(config)#router ospf 1
Router(config-router)#network 192.168.46.0 0.0.0.255
D) Router(config)#router ospf 1
Router(config-router)#network 192.168.46.0 0.0.0.63 area 0
E) Router(config)#router ospf 11
Router(config-router)#network 192.168.46.1 0.0.0.0 area 0

問題4の解答と解説
【解答4】

解答)D,E

解説)OSPFの設定を行うにはrouter ospf <プロセスID>コマンドを使用してOSPFのルータ設定モードに移行する必要があります。このプロセスIDには1~65535までの数値の中から任意の値を使用することができます。0は使用することができません。またエリアをプロセスIDの後ろで指定することはできません。ルータ設定モードではnetwork <ワイルドカードマスク> area <エリアID>コマンドを使用してOSPFを有効化することができます。IPアドレスの後ろで指定するのはサブネットマスクではなくワイルドカードマスクになりますので注意してください。このnetworkコマンドで指定するIPアドレスの範囲の中に、有効化したいネットワークに属しているインターフェイスのIPアドレスが含まれるようにします。選択肢Dのように192.168.46.0~192.168.46.63までの範囲を持った指定方法でも選択肢Eのように192.168.46.1単体の指定方法でもインターフェイスのIPアドレスが含まれていますので問題なく動作します。そのため、FastEthernet0に設定されているIPアドレスは/26となっていますが、network 192.168.46.0 0.0.0.255 area 0と指定したとしても正常に有効化させることができます。

【問題5】
通信を暗号化することによって公共ネットワークを利用するVPN上でも十分にセキュリティを確保し通信することができる、IETF標準化プロトコルは以下のうちどれでしょうか。

A) L2F
B) IPsec
C) PPTP
D) L2TP

問題5の解答と解説
【解答5】

解答)B

解説)VPN上で使用されている通信を暗号化して送受信することができるプロトコルにはPPTPとIPsecがあります。PPTPはマイクロソフト社によって開発されたプロトコルです。また、PPTPよりもIPsecの方が暗号化の強度が高くなっていますので、本社と支社を繋ぐような社内ネットワークにはIPsecを使用する方が望ましいでしょう。
≪間違い選択肢≫
A.L2Fはシスコ社などによって開発されたL2トンネリングプロトコルです。単体で暗号化をすることができませんので、通信の暗号化をするにはその他の技術と組み合わせて使用する必要があります。
C.PPTPはマイクロソフト社によって開発されました。単体では暗号化をサポートしておらず、MPPEという暗号化の仕組みを併用することによってVPN上でも使用することができますが、IPsecと比較して暗号化の強度が低いです。
D.L2TPは標準化されているプロトコルになりますが、暗号化の仕組みがありませんのでIPsecなどの他のプロトコルと組み合わせて使用する必要があります。

新課程対応のCCNA対策講座 連載リンク

ネットワーク学習の登竜門・・
ゼロからのCCNA独学講座

Recent News

Recent Tips

Tag Search