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【Scratch】いくつかの動きを組み合わせてみよう【第3回】
2022.10.31
Lv1

【Scratch】いくつかの動きを組み合わせてみよう【第3回】

ネコを動かす基本的(きほんてき)なプログラムを作ったところで、今回はいくつかのブロックを組み合わせたプログラムを作ってみましょう。
説明(せつめい)が少し長くなりますが、画像(がぞう)を見ながら一緒(いっしょ)に作ってみてください!

今回の目標(もくひょう)

  • いくつかの動きを組み合わせたプログラムを作ってみる
  • プログラムの基本(きほん)となる、順番(じゅんばん)に実行される処理(しょり)について知ろう!

目次

いくつかの動きを組み合わせてみよう

基本的(きほんてき)な動かし方ができたところで、次はブロックをいくつか組み合わせて少し複雑(ふくざつ)な動きをさせてみましょう。
今回は、キャラクターを右に100歩動かし、右回りに90度方向を()えて、50歩動かし、左回りに90度方向を()えて、100歩動かします。
キャラクターを、右→下→右のように方向を()えながら3回動かすというイメージです。

1. 100歩動かす

「(10)歩動かす」というブロックをコードエリアの上に()きましょう。
コードエリアに()いた「(10)歩動かす」というブロックの数字の「10」をクリックして、「100」と入力しましょう。


2. 右回りに90度回す

①右回りの矢印(やじるし)の「(15)度回す」をコードエリアのうえに()きましょう。
②「(15)度回す」の数字をクリックし、「90」に書きかえましょう。

「(100)歩動かす」の下に「(15)度回す」ブロックを持っていき、くっつけましょう。


3. 50歩動かす

「(10)歩動かす」というブロックをコードエリアの上に()き、数字を「50」に書きかえましょう。

「(90)度回す」ブロックの下に持っていき、前に作ったまとまりにくっつけましょう。


4. 左回りに90度回す

①左回りの矢印(やじるし)の「(15)度回す」をコードエリアのうえに()きましょう。
②「(15)度回す」の数字をクリックし、「90」に書きかえましょう。

「(50)歩動かす」の下に「(15)度回す」ブロックを持っていき、上のまとまりにくっつけましょう。


5.100歩動かす

先ほどと同じように「(10)歩動かす」というブロックをコードエリアの上に()き、こちらは数字を「100」に書きかえましょう。

「(90)度回す」ブロックの下に持っていき、前に作ったまとまりにくっつけましょう。


これで、今回のプログラムは完成(かんせい)です!
完成(かんせい)したら、作成(さくせい)したブロックをクリックして動かしてみましょう。
ネコが右下に移動(いどう)します。


【ちょっと勉強】プログラムについて知ろう

順番(じゅんばん)に実行されるプログラム

今回作ったプログラムのは「① 100歩動かす」→「② 右に90度回す」→「③ 50歩動かす」→「④ 左に90度回す」→「⑤ 100歩動かす」という5つの動きをつなげたものでしたね。
実行してみるとネコがいきなり右下に移動(いどう)したように見えていますが、実際(じっさい)にはとても速いスピードで①~⑤までの処理(しょり)順番(じゅんばん)に行っています。
このように順番(じゅんばん)に実行される処理(しょり)を少し(むずか)しい言葉で「逐次(ちくじ)処理(しょり)順次(じゅんじ)実行)」と()びます。
プログラムを書いていくときには、どんな処理(しょり)をどの順番(じゅんばん)にさせるかということを考えて、実際(じっさい)にキャラクターにさせたい動きを作っていきます。

プログラムに興味(きょうみ)が出てきたら、身の回りにあるものやゲームなど、プログラムで動いてるものはどんな動きをどんな順番(じゅんばん)でやっているのか考えてみましょう!
ゲームが()きなら、ゲームに出てくるキャラクターのこの動きは何をどんな順番(じゅんばん)で動かしているんだろう?とか考えてみるといいのではないでしょうか?
「何をどんな風に動かせばこうなるのかな?思い通りに動くのかな?」と考えてみることがプログラムに()れるための第一歩です!

ちょっと応用(おうよう)

プログラムの流れを見やすくするために「フローチャート」という図で表すこともあります。
フローチャートはプログラムの流れを記号で表した図です。
逐次(ちくじ)処理(しょり)の場合、フローチャートの上から順番(じゅんばん)処理(しょり)が実行されているように書き表します。

<今回のプログラムのフローチャート>


Scratchの記事一覧

【Scratch】Scratch(スクラッチ)ってなんだろう?【第1回】
【Scratch】ネコを動かしてみよう【第2回】
【Scratch】いくつかの動きを組み合わせてみよう【第3回】