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【Scratch】ネコを動かしてみよう【第2回】
2022.10.27
Lv1

【Scratch】ネコを動かしてみよう【第2回】

Scratchについて少しわかってきたら、次は実際(じっさい)にScratchを使ってプログラムを作ってみましょう。
まずは、基本(きほん)のプログラムとして、作成(さくせい)画面にあるネコのスプライトをプログラムを使って動かしてみましょう。

今回の目標(もくひょう)

  • Scratchプログラミングの基本(きほん)となるスプライトについて学ぼう
  • スプライトにつける「属性(ぞくせい)」について知ろう!
  • Scratchで基本的(きほんてき)なプログラムを作って、キャラクターを動かせるようになろう!

目次


スプライトについて学ぼう

まずは、Scratchでプログラムを作るときに使う「スプライト」について知っておきましょう。
スプライトは、ステージで動かすキャラクターやもののことです。
スプライトを画面に()き、その中にプログラムを作っていくことでゲームなどを作っていきます。
スプライトを使っていくうえで知っておかないといけないことは、スプライトにいろいろな数字を設定(せってい)出来(でき)るということです。

スプライトリストの上部分に「x」「y」や「大きさ」「向き」など、入力できる部分があり、ここに数字を設定(せってい)することでスプライトにいろいろな変化(へんか)をさせることができます。
これらのように、ものを表すための特徴(とくちょう)をプログラム用語で「属性(ぞくせい)」といいます。
ものの色や大きさ、人で(たと)えると性別(せいべつ)や身長、体重などが属性(ぞくせい)といえます。
キャラクターの大きさや向きを変更(へんこう)することは、そのキャラクターの大きさや向きに(かん)する属性(ぞくせい)変更(へんこう)するということになります。

「x」や「y」って何のこと?

ここにある「x」と「y」はスプライトの位置(いち)座標(ざひょう))を表しています。
x」は左右を表していて、「0」を真ん中としてプラスの数にすると右、マイナスの数にすると左を表します。
y」は上下を表していて、「0」を真ん中としてプラスの数にすると上、マイナスの数にすると下を表します。

座標(ざひょう)をまだ学習していない、イメージがつかめないという方のために、いくつか「x」と「y」の位置(いち)()えたネコを()いてみました。
Scratchの画面でも数字を()えてみて、「x」と「y」をどんな数字にするとどこに移動(いどう)するのか(ため)してみてください。

<ネコの大きさと向きを()えてみよう>

①スプライトリストにある「大きさ」の数字を100より大きくしましょう。
②Enterキーを()すか、マウスをクリックしましょう。

ネコが大きくなります。

①スプライトリストにある「向き」をクリックしましょう。
②円と矢印(やじるし)が出てくるので、矢印(やじるし)を下に動かしましょう。

ネコが下を向きます。
「向き」は数字を入力することでも変更(へんこう)することができます。
真上が「0」、真下が「180」になっていて、右向き(右に回す)が「1~179」、左向き(左に回す)が「-1~-179」の間で数字を入力できます。


キャラクターを動かすプログラムを作ってみよう

次は実際(じっさい)にネコをプログラムで動かしてみましょう。
「向き」ははじめと同じように右に(もど)しています。

「(10)歩動かす」というブロックをコードエリアの上に()きましょう。

コードエリアに()いた「(10)歩動かす」ブロックをクリックしましょう。
動きが小さくて少しわかりにくいので、くり返して再生(さいせい)されるようにしています。

ネコが10歩分動きます。
10歩はかなり少ない(りょう)なので、よく見ていないと動いたことが分からないかもしれません。
もっとわかりやすくするために、動かす(りょう)()えてみましょう。

先ほどコードエリアに()いた「(10)歩動かす」というブロックの数字の10をクリックして、100と入力しましょう。

コードエリアの「(100)歩動かす」ブロックをクリックしましょう。
ネコが100歩分動きます。

このようにスプライトのコードエリアにブロックを()くことで、プログラムでキャラクターを動かすことができます。
また、ブロックの中にある数字を()えたりすることで、動かす(りょう)などを()えることができます。


【ちょっと勉強】プログラムについて知ろう

プログラムにおける属性(ぞくせい)について

実際(じっさい)にゲームを作るためのプログラムソフトでも、Scratchと同じようにステージにキャラクターを()いて、プログラムを作ります。
キャラクターに属性(ぞくせい)をつけて配置(はいち)やキャラの見た目、ステータスなど、その人や物の特徴(とくちょう)を決めています。
ゲームで(たと)えると、同じキャラクターでも「職業(しょくぎょう)」という属性(ぞくせい)()えれば、そのキャラクターは戦士(せんし)になったり魔法使(まほうつか)いになったりと役割(やくわり)()わりますよね?
「ものに「属性(ぞくせい)」があり、それによってそのものの特徴(とくちょう)を決めていく」という感覚(かんかく)はプログラムを作っていくうえでとても重要(じゅうよう)になります!


今回はスプライトに(かん)する説明(せつめい)と少しだけキャラクターを動かすプログラムの紹介(しょうかい)でした。
次回はもっといろいろな動きを組み合わせて少し長めのプログラムを作ってみましょう!

Scratchの記事一覧

【Scratch】Scratch(スクラッチ)ってなんだろう?【第1回】
【Scratch】ネコを動かしてみよう【第2回】
【Scratch】いくつかの動きを組み合わせてみよう【第3回】