【Unity実践】#26 番外編 ~ 不要なアセットの削除 ~【Boxゲーム】
今回の内容
今回は不要なアセットの整理方法を紹介します。
有料でもよければアセットストアからツールを購入するのが楽なのですが、
今回は無料で対応した方法を紹介します。
注意点として、これまでにプレハブを作成・保存し忘れていたりすると、必要なアセットまで消してしまうかもしれないのでご注意ください。
※初めての方はこちらから
⇒ 【第1回記事】この連載について
方針
整理の対象とするのはストアのアセットのみとします。
ストアのアセットは一部しか使用していないことが多く、かつモデルなどの大きめの容量のデータを含んでいるため、
最も無駄が多い部分であるためです。
使用する機能は、アセットをパッケージにエクスポートする機能です。
ザックリした流れが以下となります。
① 必要なアセットをパッケージに書き出し
② 不要なアセットも含めて削除
③ ①でエクスポートしたパッケージのみインポート
手順
では実際に進めていきます。
①ストアアセットを1カ所にまとめる
Assets 直下に StoreAssets フォルダを作成して、ストアからダウンロードしたアセットを全てこの中に移動しましょう。
移動する対象は以下です。
・ArionDigital
・DungeonTraps
・EffectExamples
・FreeDragons
・FS Loot Boxes
・Painted HQ 2D Forest Medieval Background
・pbr_textures
・UnityChan
②アセットのエクスポート
Prefabsフォルダの中のプレハブを全て選択して、
右クリックのメニューから Select Dependencies をクリックします。
プレハブが依存しているアセットが全て選択されるので、
そのうちのどこかを右クリックして Export Package をクリックします。
エクスポートウィンドウが開くので、StoreAssets以外のフォルダのチェックを解除して Exportしてください。
エクスポートしたファイルは分かる場所に保存しておきましょう。
これで、ストアアセットの中で現在使用しているアセットのみがエクスポートされました。
③アセットの削除とパッケージのインポート
最後の手順となりますが、まずは StoreAssets フォルダの中身を全て削除します。
次に手順②でエクスポートしたパッケージをインポートします。
インポートは Assets > Import Package > Custom Package から行ってください。
インポートウィンドウで、全て選択されていることを確認して Importボタンをクリックします。
これで完了となります。
念のためシーンを再生して、問題無く動作することが確認できていれば成功です。
おわりに
今回はスマートフォンを想定して複数解像度への対応を行いました。
ゲームの仕様によって対応方法は異なってきますが、今回のようなケースにおける一例として参考にして頂ければと思います。
次回は、プロジェクトの容量軽減について紹介したいと思います!
連載目次リンク
関連する連載リンク
© Unity Technologies Japan/UCL