2021.02.25
ルーターの機能とルーティング-スタティックルーティング-スタティックルーティングとは
・スタティックルーティングとは宛先ネットワークへのルートを手動で設定した経路(ルート)となります
このように手動で設定した経路を使用するルートをスタティックルートといいます。
(通常は最適なルートを設定しますが必ずしも「最適」な経路を設定しなければならないと言うわけではありません)
次のような構成のネットワークで考えて見ましょう
この図の通りのルーティングテーブルであった場合PC①からPC②宛のパケットをRouterAに渡してもPC②へ届く事はありません。
それはRouterAに172.16.20.0/24へ向かうにはどの経路をたどればよいのかという情報(ルーティング情報)が無い為です
この場合RouterAは172.16.20.2宛のパケットを破棄してしまいます。(↓の図をクリックすると動きます)
ルーターはルーティングテーブルを参照してパケットの転送先を決めます。
ルーターにIPアドレスを設定しただけでは直接接続しているネットワークの情報しか知りません、そのため
離れたネットワーク(ルーターに直接つながってないネットワーク)宛のパケットの場合宛先へ向かうには
次にどこへ転送したら良いのか分からない為そのパケットを破棄してしまいます。
ルーターのルーティングテーブルを確認するには特権モードから以下のコマンドを実行します。
#show ip route
下記は実行例です
次回はスタティックルートの設定を行って正常にパケットが届くようにしてみたいとおもいます。