【Unity】3Dアクションゲームを作ろう!#6 ステージの作成(床・壁)
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【Unity】3Dアクションゲームを作ろう!#7 ステージの作成(Skybox・落下判定)
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【Unity】3Dアクションゲームを作ろう!#8 ステージの作成(スイッチ・扉)
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【Unity】3Dアクションゲームを作ろう!#9 プレイヤーのHP管理
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【初心者Unity】JsonUtilityクラスでJSONを扱う方法
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【初心者Unity】スクリプトからコンポーネントを追加する方法
はじめに
本連載は以下の目次ページにまとまっています。
前回の記事はこちら↓
【Unity】3Dアクションゲームを作ろう!#5 移動操作の実装
今回からはステージの作成を行います!まずは床・壁を作成します。
1.マテリアルの作成
Material(マテリアル)とは「材質・素材」というような意味を持つ言葉です。
Unity においてはゲームオブジェクトの材質を表現するためのものです。
マテリアルに関して詳しくは以下の記事をご覧ください。
では、マテリアルを作成していきましょう。
① Materials フォルダを作成
Project ビューに新規フォルダを作成し、名前を「Materials」とします。
② 新規マテリアルを作成
Project ビューで Materials フォルダを選択し、「+」から Material をクリックします。
名前はなんでもいいですが、「RedMaterial」などわかりやすいものがいいです。
③ 色や質感を調整
作成したマテリアルを選択し、色や質感を設定します。
以下の3つの設定は最低限知っておきましょう。
・色(Albedo)
マテリアルの基本色を設定します。
・金属感(Metallic)
数値を上げるほど、金属感が強くなります。(光沢や反射などが変化する)
・滑らかさ(Smoothness)
数値を上げるほど、滑らかな質感になります。
これらを調整して、お好みのマテリアルを数種類作成しましょう。
筆者は Red、Green、Blue の3種類を作成しました。
2.色付きの箱プレハブを作成
作成したマテリアルを Cube に適用して、それぞれプレハブ化します。
① Cube の追加と名前の変更
ヒエラルキーウィンドウに新規で 3D Object > Cube を配置します。
合わせて、名前も変更しましょう。
ここでは、「BlueBox」としました。
② マテリアルを適用
BlueBox に BlueMaterial を適用します。
③ 位置を「0,0,0」とする
BlueBox を選択し、インスペクターウィンドウで、Position を「0,0,0」にします。
ユニティちゃんと重なりますが、そのままで大丈夫です。
④ プレハブ化
BlueBox をプレハブ化します。
Projectビューの Prefabs フォルダにドラッグ&ドロップしてください。
Prefabs フォルダ内に BlueBox が作成されていればOKです。
⑤ シーンにある BlueBox は削除する
プレハブ化に成功したので、シーンに置いた BlueBox は削除しましょう。
削除は、BlueBox を選択して右クリック、Delete で行えます。
⑥ 他のマテリアルもプレハブ化
1~5の手順を他のマテリアルでも行ってください。
最終的に Project ビューの Prefabs フォルダ内は以下の様になりました。
3.ステージの再構築
2.で作成したプレハブを使って床と壁を配置します。
① 元の床を削除
元からある床(Plane)を削除します。
② 新規の床を配置
ここでは GreenBox を使用しました。
Prefabs フォルダ内の GreenBox をヒエラルキーウィンドウにドラッグ&ドロップします。
名前は「Floor」とし、以下の値を設定しました。
・Position (0, -0.5, 0)
・Rotation(0, 0, 0)
・Scale(20, 1, 20)
③ 障害物の配置とプレイヤー位置の調整
2.で作成したプレハブをお好みで配置して、壁(障害物)を作成しましょう。
合わせて、ユニティちゃんの配置も調整しましょう。
Scale はお好みで大丈夫ですが、ユニティちゃんの身長よりも高くなるように、
Scale の y の値は2以上とするのがおすすめです。
※カメラの初期位置がおかしい場合
ユニティちゃんの配置を変更した後、Game ビューを確認するとカメラがユニティちゃんの後方に配置されていないことがあります。
Hierarchy ビューで「CM FreeLook1」を選択し、Inspecter ウィンドウで以下の操作をして調整してください。
・X Axis の Value で左右にドラッグ
おわりに
今回はステージの作成(床・壁)を行いました。
本記事で作成したマテリアルは単調なものでしたが、テクスチャを設定したり、シェーダーを操作することでより多彩な表現が可能です。ぜひ、使いこなせるようになりましょう!
引き続き次回もステージの作成をしていきます。
次回は Skybox の設定を行います。