Infra Engineer

【CCNP解説_OSPF編 14】OSPFのその他の機能
2021.10.05
Lv2

【CCNP解説_OSPF編 14】OSPFのその他の機能

OSPFのその他の機能


これまでOSPFの様々な機能について説明してきました。
今回は残りの細かな機能について見ていきましょう。


パッシブインターフェイス

OSPFでは、OSPFを有効にしたインターフェイスの情報がLSAで送信されます。またそのインターフェイスからHelloパケットが定期的に送信されます。
しかしネイバーやアジャセンシーの関係を築くルータが存在しないインターフェイスからHelloパケットを送信する意味はありません
かといってOSPFを有効にしなければ、LSAでそのインターフェイスの情報がアドバタイズされません。

そこで、OSPFは有効にするがHelloパケットを送信しないようにすることができます。それがパッシブインターフェイスです。
パッシブインターフェイスの設定を行うと、Helloパケットを送信しなくなります。また受信したHelloパケットも無視するようになります。
結果、ネイバーとして認識されなくなります。

ネイバー関係を築くルータが接続していないインターフェイスに設定することで、無駄なHelloパケットの送信を止め、
ルータの負荷を下げる
ことができます。


MTUのサイズ

MTU(Maximum Transmission Unit)とは1回の通信で送信することのできるパケットの最大サイズのことです。
OSPFでネイバーとやり取りする際に、ネイバーのインターフェイスのMTUと自身のインターフェイスのMTUのサイズが異なると、
アジャセンシーを築くことができません
。自身のMTUのサイズよりも大きいDBDのパケットを受け取った場合、そのDBDを無視してしまうからです。
その結果、ネイバーとの状態がExstartもしくはExchange ステートから先に進まなくなります。

この問題を解決するには、対向のルータとMTUのサイズを合わせる、もしくはMTUの不一致を検出する機能を無効にします。


今回のまとめ

今回はパッシブインターフェイスの機能と、MTUサイズの不一致によるネイバー関係が築けないというOSPF独特の特徴
について説明しました。こういった細かな知識も試験では問われますので、しっかりと覚えるようにしましょう。



 ■今回のポイント

 ・パッシブインターフェイスの機能によりルータの無駄なHelloパケットの送信を止めることができる
 ・OSPFではMTUサイズが一致していない場合、ネイバー関係を築くことができない


CCNP解説 連載目次リンク

CCNP解説 連載目次