前回、戻り値のあり・なしについて学習しました。
今回は引数のあり・なしについて学習しましょう。
引数とは
関数に渡す関数で使用したい値でしたね。
目次
- 引数のある関数
- 引数のない関数
引数のある関数
こちらも関数の定義と実行の記事からプログラムを流用します。
1 2 3 4 5 6 | def func( x ): res = 2 * x + 3 return res print (func( 1 )) print (func( 2 )) |
C:\Python> python func1.py
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関数funcは引数を一つ取り、
その引数を処理に利用し、結果を返しています。
また、引数を2つ取る場合は以下のようになります。
1 2 3 4 5 6 | def func( x, z ): res = 2 * x + 4 * z + 3 return res print (func( 1 , 2 )) print (func( 2 , 3 )) |
C:\Python> python func2.py
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このように、渡した値によって処理結果が変わってほしい場合は引数を渡す必要があります
引数のない関数
では引数のない関数はどうでしょうか?
例えば以下のようにプログラムを実行した時刻を取得したい場合などに使用します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 | import datetime as d import time as t # sleep関数が含まれるモジュール def func(): return d.datetime.now() print (func()) t.sleep( 3 ) # 秒の違いを見たいのでsleep print (func()) |
C:\Python> python func3.py
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このように関数の処理に外部から渡される引数が必要ない場合もあります。
まとめ
関数の引数は必ず必要というわけではありません。
処理の内容をよく考慮し、必要であれば引数を設定するようにしましょう。