【SQL基礎】集約関数とは
集約関数とは
SQLには集約関数という便利な機能があります。
集約関数を使うとSELECT文で取り出すデータに対して様々な操作を加えることができます。
「集約」とは、一つにまとめることです。カラムを一つのまとまりとして扱うイメージです。
「関数」とは、ある値を渡すことで何らかの決められた処理をして値を返してくれるものです。
関数に渡す値のことを「引数」といいます。
処理をした後の値を「戻り値」といいます。
数学の授業で見たことのあるであろう「y=2x」という式を考えてみてください。
これは一種の関数です。
xに3を渡すことで、2をかけるという処理をして6という値を返してくれます。
この場合、3が引数で6が戻り値です。
4を引数とした場合には戻り値は8になります。
SQLにおける集約関数とは「あるカラム全体の数値を渡すことで、何らかの決められた処理をして値を返してくれるもの」です。
代表的なものとして、以下の五つの集約関数があります。
年齢というカラムを例に挙げています。
・レコード数を返してくれるCOUNT関数
COUNT関数の詳細はこちら
・最大の値を返してくれるMAX関数
MAX関数の詳細はこちら
・最小の値を返してくれるMIN関数
MIN関数の詳細はこちら
・合計値を返してくれるSUM関数
SUM関数の詳細はこちら
・平均値を返してくれるAVG関数
AVG関数の詳細はこちら
学習のポイント
・集約関数を使うことで、SELECT文で取り出すデータに様々な操作を加えることができる。
・代表的な集約関数にCOUNT関数、MAX関数、MIN関数、SUM関数、AVG関数がある。
練習問題
以下の説明に当てはまる集約関数を答えてください。
1.最小値を返す関数
2.平均値を返す関数
3.合計値を返す関数
4.レコード数を返す関数
5.最大値を返す関数