Cisco機器の初期設定ーCisco機器の基本設定ーCisco機器の基本操作③
Ciscoルーターには覚えておくと便利!なショートカットキーなどがありますので、そちらを紹介します
・矢印キー
コマンドプロンプトで矢印キーの↑を押すとひとつ前に実行したコマンドを
コマンドラインに呼び出す事が出来ます。そのままエンターキーを押せば再び
実行されますし矢印キーでカーソルを移動し修正した後実行する事も出来ます。
・tabキー
コマンドなどを途中まで入力した状態でtabキーを押すと以降に入力すべき
スペルを補完してくれます。ただし一つのコマンドに絞れる場合のみ有効で
複数の候補がある段階では補完できません。
・?キー
その時点で入力可能なコマンドやコマンドに対する入力値を表示してくれます。
何も入力せずに?だけ入力するとコマンド一覧を表示します。
・Doコマンド
showコマンドやpingコマンドはユーザーモード又は特権モードで使用可能で
Configモードでは使用不可ですが実行したいコマンドの先頭にdoと付ける事で
各種Configモード中でも実行する事が出来ます。tabキーによる補完機能は
動作しませんが省略形のコマンドは使用可能です。
これらのキーを駆使すればうろ覚えでも何とか設定出来てしまいますがたまに効かないコマンドもあるので注意です。
リモートログイン時のセッション切断と中断
TelnetやSSH接続でVTYポートへリモートログインした際、ローカルの機器へ戻ってくるにはセッションを終了させる方法と一時的に中断させる方法の2通りがあります。
画像:構成例
①セッションを終了させる方法
セッションを終了するにはユーザーモード又は特権モードにてexit又はlogoutコマンドを実行します。(通常終了)
②セッションを中断させる方法
一時的にセッションを中断するにはShiftキー+Ctrlキー+数字の6キーを同時に押した後(この3つのキーを離した後)xキーを押すと一時的にローカルの機器へ戻る事が出来ます。その後ローカル側でresumeコマンドを実行すると再度リモート先での操作に移ります。