【SQL基礎】リテラルとは
リテラルとはユーザーがプログラムのソースコードの中に直接べた書きした文字や数字のことです。
例えば以下の処理があったとしましょう。
name = ‘太郎’;
age = ‘20’;
この処理は
1.変数「name」に文字列「太郎」を入れる
2.変数「age」に数字「20」を入れる
処理です。
変数とは、文字や数値などの値を入れておくための箱です。
この処理のうち、文字列「太郎」と数字「20」がリテラルです。
このようにソースコードに書いた文字列や数字のことがリテラルです。
以下リテラルの例を記載します。
・文字列リテラル
文字列は単一引用符(’)または二重引用符(”)で囲まれたものです。
・数値リテラル
整数は数字の列として表現されます。数値には小数点として「.」が含まれる場合があります。
また、数値には負の値または正の値を示すためにそれぞれ「-」もしくは「+」が付けられる場合があります。
・日付リテラル
MySQLでは決まった形式の文字列を記述することで日時を表現することもできます。
例えば2020年10月30日を表現したい場合は以下の形式で表現できます。
‘YYYY-MM-DD’→2020-10-30
‘YYYYMMDD’→20201030
‘YYMMDD’→201030
※「201332」のように月や日の部分が誤った数字だと0000-00-00と表示されます。
区切り文字は‘-’だけでなく、次のような文字も使えます。
‘2020.10.30’
‘2020/10/30’
‘2020@10@30’
このような形式を用いることでDATE値と呼ばれる日付を格納できます。
また、日付に加えて時間も格納したい場合は以下の形式で表現します。
‘YYYY-MM-DD HH:MM:SS’→’2020-10-30 12:30:45’
‘YY-MM-DD HH:MM:SS’→’20-10-10 12:30:45’
日付と時間の間は空白ではなくTで区切ることもできます。
例えば‘2020-10-30 12:30:45’と‘2020-10-30T12:30:45’は同等の意味になります。
区切り文字が無い文字列としても記述可能です。
‘20201030123045’や‘201030123045’と記述した場合も’2020-10-30 12:30:45’として解釈されます。
このような形式を用いることでDATETIMEおよびTIMESAMP値と呼ばれる、日付と時間を格納できます。
以上、リテラルについてでした。