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【はじめてのJava】プログラムの作成と実行2【プログラムの作り方編】


はじめてのJava

このシリーズでは、初めてJavaやプログラミングを勉強する方向けに、Javaによるプログラミングの基礎を説明していきます。
目標レベルは、Javaの資格試験の一つである「Oracle Certified Java Programmer, Silver」(通称Java Silver)に合格できる程度の知識の習得です。
はじめてJavaやプログラムに触れる方にもできるだけわかりやすい解説を心がけていきます。


プログラムの作り方編

プログラムの作成と実行1の記事ではソースコードを作成、保存しました。
今回はソースコードをコンピュータが理解できる形に変換します。


プログラムの作成方法と実行方法

プログラムを作成するときの流れを簡単に説明します。

目次


コンパイル

コンパイルとは ソースコードをプログラムに変換すること です。

プログラムの作成と実行1の記事で作成したソースコードは、人間にわかる言葉で書かれた台本です。これをコンピュータが理解できる形に翻訳する作業がコンパイルです。

コンパイルはソフトウェアで自動的に行われることが多く、コンパイルを行うソフトウェアのことをコンパイラと言います。Javaの場合も、通常はJavaのコンパイラを利用してコンパイルを行います。

では、実際にコンパイルを行ってみましょう。

Windowsの場合、Javaのソースコードのコンパイルは以下の手順で行います。

順番に見ていきましょう。

なお、環境によっては説明中の ¥ が \ として表示される場合がありますが、通常はどちらも同じ文字として扱われます。自分が操作した際にキーボードから入力できた方で試していただければ大丈夫です。


コマンドプロンプトの起動

コンパイルはコマンドプロンプトやターミナルといった、CUI環境で行います。CUIとはCharacter User Interface などの略で、キーボードだけで操作する環境のことです。例えば以下のような環境です。表示される文字列は環境によって異なります。

Windows環境の場合はコマンドプロンプトやPower Shellを、MacやLinuxの場合はTerminalなどを利用します。

今回はWindows環境で説明しますのでコマンドプロンプトを利用します。

コマンドプロンプトの起動方法

画面左下の検索窓に「cmd」と入力します。コマンドプロンプトが出てくるので、それをクリックしてコマンドプロンプトを起動します。

コマンドプロンプトが起動します。

コマンドプロンプトが開けたら、次はディレクトリの変更を行います。


ディレクトリの変更

ディレクトリとカレントディレクトリ
 ディレクトリ とは、ファイルを保存したり、作業を行ったりする場所のことです。Windowsの場合はフォルダということもあります。

ディレクトリの中でも、特に現在作業を行っているディレクトリ カレントディレクトリ と言います。CUIで作業を行う場合は、カレントディレクトリがどこなのか意識することが重要です。

コマンドプロンプトを開いた時のカレントディレクトリは、環境によって異なります。例えば下の例ではカレントディレクトリはC:\Users\xxxxxx\Desktopになります。

コマンドプロンプト上は文字だけしかありませんが、カレントディレクトリがC:\Users\xxxxxx\Desktopということは、以下のようにデスクトップフォルダを開いてその中で作業をしているのと同じような状態です。

カレントディレクトリを変更する(cdコマンド)

CUI環境では、カレントディレクトリ以外のディレクトリにあるファイルを利用したい場合はカレントディレクトリを変更するかディレクトリ名を含めてファイル名を指定します。

今回はカレントディレクトリを、ソースコードを保存してあるディレクトリに変更して作業をします。

カレントディレクトリの変更には、cdコマンドを利用します。cdはchange directoryの頭文字です。cdコマンドの使い方は次の通りです。

cd 変更後のカレントディレクトリ名

例えば、デスクトップをカレントディレクトリにしたい場合は以下のようになります。user_nameの箇所は、環境ごとに異なります。

cd C:\Users\user_name\Desktop\new_java

CUIでの操作は1文字でも間違えると失敗します。大文字小文字の間違いでも失敗することがあります。変なところにスペースが入ったり、半角ではないスペースも失敗の原因になります。次の画像のようになった場合はcdコマンドの操作に失敗しています。

間違いが心配な場合は、以下の画像のように『青枠の辺りを右クリック→赤枠の「アドレスをテキストとしてコピー」』とすると、ソースコードが保存されたディレクトリのディレクトリ名をコピーできます。

その後、コマンドプロンプト上でcdコマンドを入力した後に張り付ければ入力間違いを防げます。例えば、カレントディレクトリがC:\の場合は、以下のようになります。

cdコマンド実行後、カレントディレクトリがソースコードを保存しているディレクトリに変更されればディレクトリの変更は終了です。ソースコードがC:\Users\user_name\Desktop\new_javaに保存されている場合は、以下のようになればOKです。

カレントディレクトリの中身を確認する(dirコマンド、lsコマンド)

カレントディレクトリが変更できたら、ソースコードが保存されているディレクトリに移動できているかどうか確認します。

確認にはWindowsならdirコマンド、macやLinuxならlsコマンドを利用します。これらのコマンドは、カレントディレクトリの中身を確認することが可能です。

Windowsの場合

dir

Mac/Linuxの場合

ls

Windowsでの実際の画像は次の通りです。

以下のように、保存したソースコードが表示されればカレントディレクトリの変更は成功しています。

次はいよいよソースコードをコンパイルします。


コンパイルを実行

カレントディレクトリが変更できたらコンパイルを実行します。コンパイルには javac コマンドを利用します。

javac ソースコードのファイル名

例えば、ソースコードのファイル名が「Sample.java」なら以下のようになります。大文字小文字の違いでも失敗するので注意してください。

javac Sample.java

実際のコマンドプロンプトでは下の画像のようになります。

 

コンパイルに成功すると、下の画像のように何も表示されません。

何かが表示された場合は、コンパイルに失敗しています。ソースコードの内容やコンパイルの手順をもう一度確認し、やり直してください。

 

コンパイルに成功した場合は、次の画像のように「Sample.class」というファイルが生成されます。


ポイント

作成したJavaのソースコードは「コンパイル」します。
コンパイルは「CUI」環境で行います。
CUIでは「cdコマンド」を利用してソースコードが保存してあるディレクトリで作業をします。
コンパイルには「javacコマンド」を利用します。


次回の内容

次回はコンパイルによって生成された「Sample.class」の説明と、プログラムの実行を行っていきます。


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