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【基本情報技術者試験】基本情報技術者試験とは
2022.11.29
Lv1

【基本情報技術者試験】基本情報技術者試験とは

本シリーズでは基本情報技術者試験の学習と試験対策について紹介していきます。
今回はまず、『そもそも基本情報技術者試験ってなに?』という方に向けて、試験の概要を説明します。
※試験の概要は知っていて実際に学習を今すぐ始めたいという方は、こちらの記事からご覧ください。


基本情報技術者試験とは

この記事を現在読んでおられる方は、
基本情報技術者試験
というワードをどこかで知って、興味を持っていることと思われます。

ITに関する資格であるということは想像付いてることと思われますが、

『将来はITに関する仕事をしたい』
『既にIT業務をしているけど、研鑽のために幅広く学習したい』

こんな人にとって最適な資格が、基本情報技術者試験になります。

では、実際に基本情報技術者試験とはどのような試験であるか、ご存じでしょうか?

『誰が主催しているの?』
『取得して意味があるの?』
『どんな問題が出るの?』
『難易度は?』
『いつどうやって受けられるの?』

こんな疑問があるのではないでしょうか?

以下では、一つずつ話をしていきます。

・誰が主催しているの?

独立行政法人情報処理推進機構という組織によって実施されています。
略してIPA(Information-technology Promotion Agency, Japan)とも呼ばれています。
こちらの組織、所管官庁が経済産業省となっております。
つまり、基本情報技術者試験は国によって認定された試験、つまり国家試験という位置付けになります。

「知識・技能」が一定以上の水準であることを国から認定されるわけですね。
これは、とても信頼感のある資格であるとも捉えることが出来ます。

・どれくらい有名な資格なの?

国家試験であるということもあり、日本国内ではトップレベルの知名度を持つIT資格試験になります。
就職の際に本資格を取得していると、有利に働くケースが多いでしょう。
実際に、就職活動や転職活動に向けた人が取得を試みているパターンが非常に多いです。

もちろん、特に就職や転職のためという場合では無くとも、この基本情報技術者試験の対策学習を経て得られる知識というのは非常に財産になりますので、既にIT業界に身を置いている方にもお勧めの資格となっております。

ちなみにIPAによって実施される試験は、基本情報技術者試験以外にもたくさん種類があります。

詳しくは省略しますが、より難易度の低いものから専門性の強いものまで、幅広く存在しています。
なお、IPAが実施しているこれらの試験はまとめて『情報処理技術者試験』と呼ばれております。

・どんな問題が出るの?

IPAが本試験の対象者に求めているものは、『高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能と実践的な活用能力を持つ』というようなものになるのですが・・・
要するに、ITに関する事柄が多く問われます。

例えばですが、
・パソコンってどんな仕組みなの?
・ハードウェアってなに?ソフトウェアってなに?アプリケーションってなに?
・ネットワークってなに?インターネットとは違うもの?
・ウイルスってなに?マルウェアってなに?
・プログラミングってなに?
・マネジメント手法ってなに?
・ITに関する法律とは?

これらが全部出ます。

基本情報技術者試験は、本当に幅広い分野から出題されます。

ITのお仕事は『この分野だけ知っていればいい』というわけではありません。
例えば、いわゆるプログラミングを専業とする人でも、どこかのタイミングで他の知識が必要となるようなケースはあります。

最低限のことを知っておくことで不利になるということはありません。

ですので、自分のあまり興味の無い単元を学習している時でも
『いつか使うかもしれない』
そんな気持ちで学習を進めることをお勧めいたします。
※試験範囲の詳しい説明は、次回記事で紹介します。

・難易度は?

例年、受験者が10万人を超える中で全体合格率は20~30%となっております。
『簡単には合格は出来ない難易度』と言えるのではないかと思います。

ですが問題自体は傾向があり、試験対策をきっちりとこなせば、解けないということはありません。

本ブログでは要点を絞り試験に問われやすい部分を中心に解説していきますので、合格率の低さに恐れることなく、学習にあたっていただければと思います。

・いつどうやって受けられるの?

1年の中で春と秋の2回、受験のチャンスがあります。
以前は試験日は固定で、受験者が全国各地の試験会場に赴いて受験するというスタイルでした。
現在(令和2年以降)は試験日の固定は無くなり、春と秋の期間限定ではありますが、自分で日時を決めて受験出来るようになりました。

また、以前はペーパー試験方式でしたが、現在はCBT方式というパソコンで回答を入力していく試験方式になりました。

※ちなみに・・・令和2年以降に試験方式が変わってから、合格率は40%を超えるようになりました。因果関係は明確にはわかりませんが、これは問題が簡単になったわけではなく、自分で日時を決めて受験出来るようになったおかげで勉強時間を確保しやすくなった人が増えたことが一因であるかもしれません。

以上が、基本情報技術者試験の概要となります。
実際の受験申込み方法や受験日などについては本記事では取り扱いませんので、IPAの公式サイト(https://www.jitec.ipa.go.jp/)をご確認いただければと思います。

次回の記事では、実際の試験範囲と『午前試験』『午後試験』について説明していきます。