PHPでは、GETリクエストやPOSTリクエストで送られたデータを、
連想配列として取り扱います(参考: 連想配列とは)。
GETリクエストで送られたデータは、$_GETという定数に格納されます。
フォーム欄のnameで指定した名前が、連想配列のキーとして使用されます。
$_GET
$_GETにはGETリクエストで送られたデータが、連想配列として格納されます。
例えば以下のサンプルを見てみましょう。
サンプルコード
Form_Get.htmlのname=num1となっている入力欄に入れたデータと、
name=num2となっている入力欄に入れたデータは、
PHP側では、$_GET[“num1”]、$_GET[“num2”]で、それぞれ取得します。
<html>
<header>
<meta charset="UTF-8">
</header>
<body>
<form method="GET" action="Sample36.php">
num1:<input type="text" name="num1"><br>
num2:<input type="text" name="num2"><br>
<input type="submit">
</form>
</body>
</html>
<?php
echo "num1 ⇒ ".$_GET["num1"]."<br>\n";
echo "num2 ⇒ ".$_GET["num2"]."<br>\n";
?>
実行結果
num1に111、num2に222といれると、
遷移先のSample36.phpでその結果が表示されていますね。
Sample36.phpのURLをよく見ると、
Sample36.php?num1=111&num2=222と、URLの一部にGETパラメーターの値が設定されています。


$_GETの書き換え
連想配列である$_GETは、キー=値という形式で再代入可能です。
実際の取り扱い
実際には、$_GETをそのまま取得することは、現在のPHP開発の現場では行いません。
filter_inputを使って間接的に取得します。
また出力の際も、htmlspecialchars関数を使って、タグ文字をただの文字列として出力できるようにします。
(参考: htmlcpecialchars)。
<?php
// GETパラメータからnameという名前の値を取得
$raw_name = filter_input(INPUT_GET, "name");
//$nameをサニタイズ
$name = htmlspecialchars($raw_name);
// HTML上に出力
echo "名前は{$name}";
?>