【独学CCNA】046.設定の確認に便利なコマンド
ゼロからのCCNA独学講座
本連載では、シスコ技術者認定資格であるCCNA合格を目指して、試験範囲の解説や問題演習などを扱っていきます!
本記事ではCisco機器の設定の確認と保存について説明していきます。
- running-config確認の際に便利なコマンド
- まとめ
running-config確認の際に便利なコマンド
running-config確認の際に便利なコマンド
以下のコマンドで結果のフィルタ処理を行うことができます。
showコマンドには|(パイプ)を用いて特定部分に絞り込んで表示する機能があります。
必要なセクションのみを表示するには“| section”に続けてセクション名を入れます
running-configのうち各種Lineの情報のみに絞り込んで表示する場合
“sh run | section line”
主なセクション名にはInterface、access-list、Routerなどがあります。
その他の便利なフィルタリングをいくつかあげていきます。
“| include <文字列>”で<文字列>を含む行を表示
例として”192.168.1.”を含む行のみ表示
“sh run | include 192.168.1.”
“| exclude <文字列>”で<文字列>が含まれない行を表示
例として“!”を含まない行のみ表示
“sh run | exclude !”
“| begin <文字列>”で<文字列>から始まる行以下全てを表示
例として“line aux”以下最後まで表示
“sh run | begin line aux”
以上のように長くなりがちなrunning-configを見やすく表示させることが出来ます。
逆にデフォルト値も含めてすべての項目を表示させたい場合は”#show running-config all”と入れれば全項目が表示されます。
(ただし大量に出力されるので非常に読みにくいです)
まとめ
・show running-configコマンドなどで、表示が多くなってしまうときは”|”(パイプ)でフィルタリングできる
・”|”(パイプ)はlinuxでの使い方とほぼ同じ
確認問題
以下の選択肢から正しいものを選んでください。
- “sh run | line”コマンドでlineセクションのみ表示できる
- “sh run | exclude ip”コマンドで”ip”という文字を含まない行のみ表示できる
今回は設定の確認に便利なコマンドを紹介しました。