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【独学CCNA】046.設定の確認に便利なコマンド
2021.11.30
Lv1

【独学CCNA】046.設定の確認に便利なコマンド

ゼロからのCCNA独学講座

本連載では、シスコ技術者認定資格であるCCNA合格を目指して、試験範囲の解説や問題演習などを扱っていきます!
本記事ではCisco機器の設定の確認と保存について説明していきます。

  • running-config確認の際に便利なコマンド
  • まとめ

running-config確認の際に便利なコマンド

running-config確認の際に便利なコマンド
以下のコマンドで結果のフィルタ処理を行うことができます。
showコマンドには|(パイプ)を用いて特定部分に絞り込んで表示する機能があります。
必要なセクションのみを表示するには“| section”に続けてセクション名を入れます

running-configのうち各種Lineの情報のみに絞り込んで表示する場合
“sh run | section line”

主なセクション名にはInterface、access-list、Routerなどがあります。

その他の便利なフィルタリングをいくつかあげていきます。

“| include <文字列>”で<文字列>を含む行を表示

例として”192.168.1.”を含む行のみ表示
“sh run | include 192.168.1.”

“| exclude <文字列>”で<文字列>が含まれない行を表示

例として“!”を含まない行のみ表示
“sh run | exclude !”

“| begin <文字列>”で<文字列>から始まる行以下全てを表示

例として“line aux”以下最後まで表示
“sh run | begin line aux”

以上のように長くなりがちなrunning-configを見やすく表示させることが出来ます。

逆にデフォルト値も含めてすべての項目を表示させたい場合は”#show running-config all”と入れれば全項目が表示されます。

(ただし大量に出力されるので非常に読みにくいです)

まとめ

・show running-configコマンドなどで、表示が多くなってしまうときは”|”(パイプ)でフィルタリングできる
・”|”(パイプ)はlinuxでの使い方とほぼ同じ

確認問題

以下の選択肢から正しいものを選んでください。

  1. “sh run | line”コマンドでlineセクションのみ表示できる
  2. “sh run | exclude ip”コマンドで”ip”という文字を含まない行のみ表示できる
解答・解説
答え:2

1) セクションの指定のためにはパイプの後ろに”section”の文字が必要です。
2) 正解です。

今回は設定の確認に便利なコマンドを紹介しました。

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当連載を執筆している講師陣が所属するITスクールSAK

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