はじめに
前回まで、C#の基本である条件分岐と繰り返し文をご紹介しました。
今回は一風変わってコメントアウトの仕方についてご紹介します!皆さんこのような経験はないでしょうか?スクリプトにメモを取りたい。。。!!!メモのためにスクリプトに普通に文字(例えば「この変数は速度です」の様な)を残してしまうと、コンパイルエラーが発生します。これを防ぐには特別な、と言っても簡単な処理が必要となります。それがズバリ!コメントアウトなのです!
書き方
実は滅茶苦茶簡単です。コメントアウトしたい文の文頭に「//」を入れる。これだけ!
int x // オブジェクトの座標 int vel // オブジェクトの速度
この様な感じで、定義した変数を他の人が見たときに何に使う変数か把握することができます。共同開発においても保守が必要なプログラムにおいても必須ですね。
因みにこれは必須ではありませんが、「//」とコメントの間に空白を入れると見やすくなります(笑)上の例は空白が入っています。
一応下にコンパイルエラーする例も置いておきます。
int x オブジェクトの座標 int vel オブジェクトの速度
一気にコメントアウト
他に小技として、コメントアウトが複数行にまたがる場合、「/」と「/」で囲むことで一気にコメントアウトすることができます。これは下の例を見ていただくとその便利さがよく伝わるかと思います。
・「/」と「/」を使ってコメントアウトした場合
/* ここはね 全て コメントアウト したいのだよ */
・「//」を使ってコメントアウトした場合
//ここはね //全て //コメントアウト //したいのだよ
おわりに
みなさんいかがでしたでしょうか?コメントアウトの使い勝手の良さが伝わったらいいかなと思います。また、コメントアウトを使う目的としては、メモの他に、プログラムの一部を一時的に無効化して動きを見たいときにも使うことができます。ぜひ必要に応じた使い方をしてプログラミングライフを充実させてください!
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