はじめに
今回はプログラミングを使う上で欠かすことができない「条件分岐」を紹介します。
「条件分岐」とは、その名の通り条件に依って処理が分岐することです。例えば天気で考えてみましょう。「雨は降っているか」という条件に対して「はい」の場合「長靴で外出する」、「いいえ」の場合、「スニーカーで外出する」の様なものです。この条件における「雨は降っているか」が条件、「スニーカーで外出する」、「長靴で外出する」が分岐先の処理となります。これを図にすると下の様になります。
書き方
今回はドンと書き方を↓に載せてしまいます。
1 2 3 4 5 6 7 8 | if (条件文) { 処理1; //true の場合 } else { 処理2; //false の場合 } |
実際に書いてみる
今回は、変数「i」が3ならば「iは3です。」とログを出力し、変数「i」が3でなければ「iは3ではありません。」とログ出力するScriptを書いてみましょう。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 | void Start() { int i = 3; if (i == 3) { Debug.Log( "iは3です。" ); } else { Debug.Log( "iは3ではありません。" ); } } |
↑の場合は「iは3です。」が出力されます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 | void Start() { int i = 5; if (i == 3) { Debug.Log( "iは3です。" ); } else { Debug.Log( "iは3ではありません。" ); } } |
↑の場合は「iは3ではありません。」が出力されます。
もっと分岐させたい!
上の話では2つに分岐させることができました。それでは、3つ以上に分岐させたくなったらどうしましょう?例えば、「雨」の場合「長靴で外出する」、「晴れ」の場合「サンダルで外出する」、その他の場合「スニーカーで外出する」といった形です。これを図に表すと↓の様になります。
3回以上の分岐の書き方
今回はドンと書き方を↓に載せてしまいます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 | if (条件文1) { 処理1; } else if (条件文2) { 処理2; } else { 処理3; } |
実際に書いてみる
今回は、変数「i」が3ならば「iは3です。」とログを出力し、変数「i」が5ならば「iは5です。」とログを出力し、変数「i」が3でも5でもなければ「iは他の数です。」とログ出力するScriptを書いてみましょう。
この条件を図に表すと↓の様になります。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 | void Start() { int i = 3; if (i == 3) { Debug.Log( "iは3です。" ); } else if (i == 5) { Debug.Log( "iは5です。" ); } else { Debug.Log( "iはその他の数です。" ); } } |
↑の場合は「iは3です。」が出力されます。
おわりに
みなさんいかがでしたでしょうか?条件分岐を覚えるだけでもプログラミングの世界が大きく広がったのではないでしょうか?次回は、3回以上の分岐をもっと楽にする方法を紹介します!乞うご期待!