【初級者向け】dpkgを使用したDebianパッケージの管理


今回の内容

今回は、dpkgを使用したDebianパッケージの管理について解説します。

試験ポイント

★LPIC試験ポイント①★

設定ファイルに関するdpkgコマンドのオプションが重要です! 
★LPIC試験ポイント①★

Debianパッケージ

Linuxでは、ソフトウェアをパッケージという単位で管理する仕組みがあります。
ソースコードはプログラミング言語で書かれたドキュメントや、マニュアル等がありましたが、パッケージは関連ファイル全てをまとめたバイナリとして提供されます。
そのため、元のプログラムの改変には向いておらず、提供されているそのものを素早く利用したり、アップデート等のインストール後に発生する管理をしやすくするために利用されます。

Linuxのパッケージは大きく分けて以下の2つの方式が存在します。
・Debian形式
・RPM形式

今回はDebianパッケージに関しての内容となりますので、Debianパッケージの概要を以下にまとめておきます。

方式名 説明 拡張子
Debian形式 Debian GNU/LinuxやUbuntu等のDebian系ディストリビューションで使用される .deb

dpkgコマンド

Debianパッケージを管理するコマンドとして、dpkgコマンドがあります。
dpkgコマンドひとつで、パッケージのインストール・削除・アップデート・情報確認など、様々な操作が行えます。
その分、ひとつひとつの操作をオプションで切り替えるため、たくさんのオプションが用意されています。
全てを覚えるのは大変なので、主要なオプションに絞って覚えておきましょう。

dpkgコマンドのオプション

主要なオプションは以下になります。

オプション 説明
-i パッケージをインストールする
-r 設定ファイルを除く全てのファイルを削除する
-P 設定ファイルを含む全てのファイルを削除する
-l インストール済みパッケージの一覧を表示する
-s パッケージ情報を表示する

特に注意するべき点は、-rと-Pオプションです。
削除に関するオプションが2つ用意されていますが、設定ファイルを削除対象とするかしないかで違いがあります。
設定ファイルを残しておくことで、削除したパッケージが後に必要と分かった場合でも、以前の設定で動作させることが容易になります。
逆に、確実に必要のないパッケージの場合は、不必要なファイルを残すことになりますので、-Pで削除しておくのが良いでしょう。

実作業でのdpkgコマンドの使用

パッケージを使用することで、ソフトウェア管理がしやすくなることは間違いないのですが、dpkgコマンドを使用してインストール作業を行うことはそれほど多くありません。
dpkgコマンドは結局のところ、パッケージファイルを公開元からローカルにダウンロードする作業が必要になります。
インターネットアクセスが可能な環境にパッケージをインストールするなら、後述するAPTツールを使うことがほとんどでしょう。こちらはダウンロードから依存関係パッケージのインストールまで行ってくれるので、コマンド一つでインストール可能です。
とはいえ、例えば-sでインストールされた個々のソフトウェア情報を確認したり、-lでインストール済みか確認したりといった使い方は覚えておくのが良いかと思います。

まとめ

今回はDebianパッケージの管理コマンドであるdpkgについて解説しました。
LPIC受験をする際に必要な最低限の情報ですので、本記事の内容はしっかりと覚えておきましょう。

それでは今回はこのあたりで。

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