今回はモジュールについて説明していきます。
モジュールとは?
別の連載でPythonに元々組み込まれている「組み込み関数」の説明をしたかと思います。
組み込み関数以外にも関数は多く用意されているのですが、
それらは目的や用途に応じでいくつかのまとまりとして管理されています。
このまとまりの事を「モジュール」と呼びます。
例えば。。。
・数学関連の関数がまとまっている「mathモジュール」
・疑似乱数を生成する関数がまとまっている「randomモジュール」
・日付や時刻に関する関数がまとまっている「datetimeモジュール」
といった具合です。
また、組み込み関数とは異なり、モジュールを読み込む記述をしなければモジュールを使用することはできません。
モジュールの読み込み方
モジュールを読み込む記述は簡単です。
import (モジュール名)
これをプログラムの先頭に記述するだけでOKです。
複数のモジュールを読み込む場合はカンマ区切りで記載することも可能です。
import (モジュール1), (モジュール2)
それではrandomモジュールを読み込んで使ってみましょう。
import random print(random.randint(0,10)) #randintは引数を2つ取りその間のランダムな値を返す print(random.randint(0,10)) print(random.randint(0,10)) print(random.randint(0,10))
C:\Python> python mod_sample1.py
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この様に簡単に使う事ができます。
まとめ
モジュールとは関数を目的や用途別にまとめたもの。
import文を用いて読み込まないと使用できない。