【SQL基礎】Viewの削除
これまでViewの作成方法や更新について紹介してきました。
Viewを使用することで、各テーブルから必要なデータだけを抜粋できるのでデータが参照しやすくなります。本記事では、一度作成したViewが不要になった時のViewの削除方法について説明していきます。
Viewの書式
Viewの削除を行うには「DROP VIEW文」を利用します。
書式は以下の通りです。
DROP VIEW (IF EXISTS) View名;
DROP VIEWのイメージ
指定したViewが存在しなかった場合、エラーとして処理が終了してしまいます。
記述したSQL文をエラーにしたくない場合は、「IF EXISTS」を記述することで正常終了することができます。
実行後、SELECT文で削除した「teachers_view」を参照しようとしてもエラーになるはずです。
Viewの削除
実際に試してみましょう。
まずは作成されているViewを確認します。赤枠で囲っているものがViewです。
今回はこの2つのViewをDROP VIEW文で削除します。
DROP VIEW teachers_view; DROP VIEW class_view;
実行するとteachers_viewが削除されます。
確認のために再度テーブル一覧を確認します。
Viewが削除できていることを確認できました。
また、SELECT文で削除したteachers_viewもしくはclass_viewを参照しようとすると以下のようなエラーになります。
存在しないViewの削除
存在しないViewを削除しようとするとエラーになります。
先ほど削除した「teachers_view」を再度DROP VIEW文で削除してみます。
DROP VIEW teachers_view;
削除するViewが存在していない場合は、Viewの削除処理を行わないようにDROP VIEWの後ろに「IF EXISTS」を記述します。
DROP VIEW IF EXISTS teachers_view;
存在しないViewを指定してもエラーにはなりませんでした。
今回の学習ポイント
・不要なViewはDROP VIEW文で削除できます。
・存在しないViewを削除しようとするとエラーになる。
・DROP VIEWの後ろにIF EXISTSを付ければ、存在しないViewを削除しようとしてもエラーにならない。
練習問題
問題として使用するデータは「SQL練習問題」のものを使用しています。
以下からダウンロード可能です。
以下のようにしてworldcup2014データベースを作成し、インポートしてください。
※worldcup2014.zip解凍してできるworldcup2014.sqlファイルをCドライブ直下に配置した場合。
[sql] CREATE DATABASE worldcup2014;USE worldcup2014;
Source C/worldcup2014.sql
[/sql]
- Viewを削除する文を以下から選択してください。
・DELETE VIEW文
・ALTER VIEW文
・RESET VIEW文
・DROP VIEW文
以上、Viewについてでした。
次回は「トリガーとは」です。