【SQL基礎】Viewの作成
Viewの作成
前回、Viewについて紹介しました。
Viewを定義することで、複雑なSQL文を毎回入力する必要が無くなるので開発効率を向上させることができます。本記事では、Viewの作成方法について説明していきます。
Viewの作成イメージ
Viewを作成するには以下のように「CREATE VIEW文」を使用します。
CREATE VIEW ビュー名 AS 定義 [WITH CHECK OPTION];
今回はサンプルとして以下の「teachersテーブル」を使用します。
teachersテーブル
「teachersテーブル」から「teacher_id」、「name」、「class_id」を抽出したViewを作成してみます。
CREATE VIEW teachers_view AS SELECT teacher_id,name, class_id FROM teachers;
View名の後はASに続けて実際にViewとして表示する内容を取得するSELECT文を記述します。
このSELECT文の結果がこのViewのデータということになります。
[WITH CHECK OPTION]はViewの更新に関するオプションです。Viewの更新についてはこちらの記事で説明します。
Viewの参照
作成したViewの参照方法ですが、通常のテーブルを参照する時と同じように「SELECT文」を利用します。
SELECT カラム名,(カラム名,…) FROM ビュー名;
SELECT * FROM teachers_view;
通常FROM句でテーブル名を指定するのと同じように、View名を指定するだけです。
もちろん、FROM句の後にWHERE句で条件を指定することもできます。
今回の学習ポイント
・Viewを作成することで、実テーブルから抽出したいデータだけを表示させることができます
・Viewとして表示したいデータはSELECT文で記述します
・作成したViewの参照は通常のテーブルを参照する時と同じで「SELECT文」を利用します。
練習問題
問題として使用するデータは「SQL練習問題」のものを使用しています。
以下からダウンロード可能です。
以下のようにしてworldcup2014データベースを作成し、インポートしてください。
※worldcup2014.zip解凍してできるworldcup2014.sqlファイルをCドライブ直下に配置した場合。
[sql] CREATE DATABASE worldcup2014;USE worldcup2014;
Source C/worldcup2014.sql
[/sql]
- 以下の○○○に当てはまる用語を解答してください。
Viewを作成するには○○○文を使用します。
作成したViewは実テーブルを参照するのと同じように○○○文を利用します。
View作成方法について説明しました。
次回はViewの更新方法についてです。