2020.11.30
【PHP基礎】配列演算子とは
■配列演算子とは
配列同士の処理に対して使用できる演算子です。
種類としては結合演算子と比較演算子があります。
■結合演算子
配列同士を結合するときに使用する演算子です。
ただ数値の加算とは違い、配列の結合は
左の配列に存在しないキーの要素を右の配列から取り出し、左の配列に追加することに注意してください。
以下の使用例で確認してみましょう。
<?php $a = ["a"=>"apple", "b"=>"banana"]; $b = ["a"=>"orange", "b"=>"strawberry", "c"=>"cherry"]; $c = $a + $b; print_r($c); // Array ( [a] => apple [b] => banana [c] => cherry ) // // 左の配列$aに存在しないキーである要素cを右の配列$bから取り出し // 左の配列に追加したものが$cになっている // $c = $b + $a; print_r($c); // Array ( [a] => orange [b] => strawberry [c] => cherry ) // // 左の配列$bに存在しないキーは右の配列$aにないため // 左の配列$bがそのまま$cとなる // ?>
■比較演算子
配列同士を比較するときに使用する演算子です。
==の場合、要素数も等しく対応するキーと値も等しければtrueになります。
===の場合、==の条件に加えて、キーの順序も等しくなければtrueになりません。
左の配列に存在しないキーの要素を右の配列から取り出し、左の配列に追加することに注意してください。
以下の使用例で確認してみましょう。
<?php $a = ["a"=>"みかん", "b"=>"りんご"]; $b = ["b"=>"りんご", "a"=>"みかん"]; var_dump($a == $b); // // a => リンゴ, b => みかん の要素はどちらの配列も存在しているので true // var_dump($a === $b); // // 要素は等しいが、順番が異なるため false // ?>