■for文による反復処理
今回はfor文について説明していきます。
for文は反復処理の一つです。
反復処理というだけあって、同一の処理を繰り返す場合に使用します。
■書き方
1 2 3 | for (初期化式; 条件式; 増減式;) { 処理; } |
ブロック内の処理を繰り返すわけですが、丸カッコ内の条件式がtrueの場合に処理が繰り返されます。
繰り返しの度に条件式の判定と増減式が実行され、条件式がfalseになるとfor文が終了します。
以下が使用例です。
1 2 3 4 5 | <?php for ( $i = 1; $i <= 5; $i ++) { echo $i . ' ' ; } ?> |
表示結果:1 2 3 4 5
■条件式を考えるコツ
慣れないうちは条件式を考えるところで苦労するかと思います。
そこで今回はコツをご紹介したいと思います。
まず、条件式がtrueの場合は実行、falseの場合は処理終了という部分に着目してみましょう。
繰り返しはいずれ終了します。
ということは、条件式はtrueからいずれfalseになるということです。
trueだったものがfalseになるということは、繰り返しの度に変化する値をもとに条件判定を行わなければいけません。
その変化が、初期化式の変数が増減式による変化にあたるわけです。
つまり、ほとんどの場合初期化式の変数が条件に関わってきます。
その変数がどうなったらfor文が終了するのか、ということが条件式を考えるコツです。
■まとめ
- 何度も同じ処理を実行する場合、for文を用いて同じ処理をまとめて記述することができる。
- for文は初期化式、条件式、増減式の3つの式で構成される。
- 想定通りの動作にするためには、3つの式をしっかり考える必要がある。