【SQL入門】MySQLの動作確認
MySQLの動作確認
インストールと初期設定が終わったので、結果の確認作業をしていきましょう。
1.MySQLサービスの確認
まずは、MySQLサービスがきちんと登録されて起動しているか確認します。
「スタート」⇒「Windows管理ツール」⇒「サービス」と選択し、サービス管理ツールを起動します。
「MySQL80」が実行中の状態で存在していればOKです。
自動実行から手動実行に変更したい場合などは、ダブルクリックするとプロパティが開くので、そこで自動から手動に変更します。
手動に設定するとWindows起動後に自分で実行するまで実行されなくなります。
2.MySQLへの接続確認
MySQLをインストールすると、データベースに接続するための標準のコマンドラインツールである「MySQL Command Line Client」も一緒にインストールされます。本連載では、このツールでデータベースを操作していきます。
では、さっそく接続してみましょう。現状rootユーザしか作成していないので、rootユーザで接続します。コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行してください。
C:\>”C:\Program Files\MySQL\MySQL Server 8.0\bin\mysql.exe” -u root -p
本連載の手順通りにインストールを実施していれば、コマンドラインツールの実行ファイルである「mysql.exe」は「C:\Program Files\MySQL\MySQL Server 8.0\bin」にあるはずでが、別の場所にインストール先を変更している場合は、「C:\Program Files\MySQL\MySQL Server 8.0」の部分を変更したインストール先に変更してください。
また、今回詳細は割愛しますが、環境変数のPATHに「C:\Program Files\MySQL\MySQL Server 8.0\bin」を登録すると「mysql」だけでコマンドを実行できるようになります。
C:\>mysql -u root -p
実行するとパスワード入力が求められるので、MySQLの初期設定で設定したrootユーザのパスワードを入力してください。
c:\>”C:\Program Files\MySQL\MySQL Server 8.0\bin\mysql.exe” -u root -p
Enter password: ********
Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 12
Server version: 8.0.21 MySQL Community Server – GPL
Copyright (c) 2000, 2020, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
Oracle is a registered trademark of Oracle Corporation and/or its
affiliates. Other names may be trademarks of their respective
owners.
Type ‘help;’ or ‘\h’ for help. Type ‘\c’ to clear the current input statement.
mysql>
「mysql>」となったら接続完了です。
今回は、コマンドプロンプトを起動し、手動でコマンドを入力して「MySQL Command Line Client」の実行をしていましたが、同様のことをしてくれる「MySQL 8.0 Command Line Client」というショートカットも一緒にインストールされているので、そちらを使用すれば簡単に接続することができます。ただし、rootアカウントでの接続専用となっています。
また、「MySQL 8.0 Command Line Client – Unicode」というショートカットもありますが、こちらは文字コードをUnicodeで通信するように設定されたプロパティで実行するようになっています。