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【初心者Unity】UnityHubからUnityをインストールする方法
2020.08.30
Lv1

【初心者Unity】UnityHubからUnityをインストールする方法

はじめに

ゲーム開発エンジンの1つであるUnityをダウンロードします。ダウンロード方法はいくつかありますが、今回はUnityHubを使った方法を紹介します。UnityHubはUnityのバージョンを管理するソフトです。Unityは頻繁にアップデートを行うため、アップグレード後に、製作途中のゲームを開くことができなくなるということはよくある話です。そこで、UnityHubでは、いくつかのバージョンを保管し、最適なバージョンでゲームを開くことができます。

手順―Unityアカウントの作成―

1. Unityのホームページ(https://unity.com/ja)へ行きます。
2. ページ右上の人型アイコンをクリック(ホームページのデザインはよく変わるので、場所は一定ではありません)。
3. メニューの「Create a Unity ID」をクリック。

4. アカウントの登録画面へ移動します。

5. ユーザー情報を入力して登録します。※GoogleやFacebookアカウントでの登録も可能です。

Email 利用可能なメールアドレスを入力してください。
Password ログインの際に使用されるパスワードです。
Username ニックネームです。公開されるため、個人情報に注意してください。
FullName 実名でなくても大丈夫です。メールが送られてきた際の宛名として使われます。。

6. 利用規約、プライバシー・ポリシー、ロボット認証にチェックを入れます。
 ※左下のボックスは任意です。Unityからの案内を定期的に受けたい場合はチェックを入れます。

7. 上記が完了したら「Create a Unity ID」をクリック。
8. Unityからメールが届きます。届いたメールを開きます。
9. 「Link to confirm email」をクリック。
10. 認証が終わるとログイン画面に移動します。EmailとPasswordを入力し、サインインできれば完了です。

手順―Unityのライセンス認証―

1. UnityHubを起動します(サインインが完了している方はこの後5へ移動してください)。
2. ウィンドウ左上の人型アイコンをクリック(デザインはよく変わるので、場所は一定ではありません)。
3. メニューの「サインイン」クリック。

4. ブラウザでサインイン画面が開きます。メールアドレスとパスワードを入力したら「サインイン」クリック。
 ※ログイン済みの場合は 5.へ。
 

5. ライセンス未認証の場合、「ライセンスを管理」をクリック。

6. 左の「ライセンス」メニューをクリックし、画面中央の「ライセンスを加える」をクリック。

7. 用途にマッチするライセンスを選択してください。

※個人での学習などであれば無料ライセンスでかまいません。
 法人の場合には収益などに合わせて対応するプランを選択してください。→プラン一覧

無事ライセンス認証されて警告が消えていれば完了です。

手順―Unityのインストール―

1. 左の「インストール」メニューを開き「エディターをインストール」をクリック。

2. お好みのバージョンを選択します。※バージョンに関する詳細は後述

3. 必要なモジュールを選択します。初めての場合は、Visual Studioはチェックしておきましょう。
 その他のモジュールについての詳細は後述

4. インストールボタンをクリックでインストールが始まり、少し待てば完了となります。

Unityのバージョンについて

バージョン「Unity2020.3.2f1」を例として説明します。

  • 2020:そのバージョンがリリースされた年(5月頃から出始める)。この数字が異なる場合、まったく別のソフトととらえた方がよい。基本的に他の年のバージョンで起動しようとしても起動しない。
  • 3:メジャーバージョンと呼ばれる。1年間に行われる大きなバージョンアップの数値(年3回)この数値が「4」のものはLongTermSupport「LTS版」と呼ばれ、長期間サポートされる安定版となる。
  • 2:マイナーバージョンと呼ばれる。メジャーバージョンで見つかったバグの修正が行われることで上がる数値。
  • f:「a」、「b」、「f」がある。「a」はα版、「b」はβ版、「f」はFix版と呼ばれる。「f」が完成版となる。
  • 1:ビルドバージョンと呼ばれる。緊急のバグ修正があると上がる数値。

以上より、インストールするUnityのバージョンとして推奨できるものは以下の2つを満たすものになります。

  • f(Fix版)であること。
  • リリースされた年が最新であるもの、またはLTS版であること。

何か特別な理由がない限り、バグが発生する可能性の極めて高い「a」と「b」は使うべきではありません。
リリースされた年が最新であるものは、新たな機能を使えるメリットがある反面、細かなバグが起こる可能性が高いというデメリットがあります。
LTS版はバグがないというメリットがある反面、機能としては1年前のものになってしまうというデメリットがあります。

初めての場合や特にこだわりがない場合は、LTS版の中で最新のものをインストールしておくのが一番間違いがないと思います。

Unityのモジュール(機能)について

モジュールには以下の4つの項目があります。

  • 開発者ツール:プログラミング用ツールを選べる。
  • プラットフォーム:どのプラットフォーム用のゲームをビルドするかを選べる。
  • ドキュメント:オフラインマニュアルが必要かを選べる。
  • 言語パック:Unityで使う言語を選べる。

最低限で言えば、開発者ツールの「Visual Studio」を入れておくのが一般的です。
※法人利用の場合にはVisual Studio側のライセンス条項もご確認ください。

リリースを目指す場合は、プラットフォームからリリース対象のプラットフォームを選択します。
プラットフォームとはWindowsやiOS, Androidなどのことです。

ドキュメントや言語パックはお好みで選択してください。

Unityのモジュールを後から追加する方法

モジュールは後から追加することも可能です。

  1. UnityHubのトップページへ行きます。
  2. 左の「インストール」メニューで対象のバージョンの歯車マークをクリックします。
  3. メニューの「モジュールを加える」を選択。出てきた画面でモジュールのカスタマイズができます。

 
 

連載目次リンク

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