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【CCNA試験対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【ルーティングプロトコル編】Part 6
2019.09.19

【CCNA試験対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【ルーティングプロトコル編】Part 6

【CCNA試験対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【ルーティングプロトコル編】Part 6

CCNAの取得を目指している方へ向けて、試験範囲の対策問題を作成してみました。
前回に引き続きルーティングプロトコルに関する内容に絞った問題を出題していこうと思います。
ダイナミックルーティングには様々なルーティングプロトコルがあり、CCNAでは代表的な「RIP」と「OSPF」、そしてCisco独自のルーティングプロトコルである「EIGRP」について出題されます。しっかりと理解しておきましょう!

問題1

OSPFv3の特徴として正しいものは次の内どれですか。(2つ選択)

  1. ルータIDを手動で設定する必要がある。
  2. ルータIDも128ビットに改良されているので、OSPFv2と同じように自動で設定される。
  3. Helloパケットやアップデートにグローバルユニキャストアドレスを使用する。
  4. ルータIDを設定する必要はない。
  5. Helloパケットやアップデートにリンクローカルアドレスを使用する。
  6. Helloパケットやアップデートにユニークローカルアドレスを使用する。
問題1の解答と解説を表示

解答)A,E

OSPFv3は、IPv6に対応したOSPFのバージョンです。基本的な動作はIPv4でのOSPF(OSPFv2)と変わりませんが、いくつか変更されている点もあります。大きく変更されている点は、ルータIDに関する部分です。ルータIDは32ビットの値を使用するということは変更されていませんが、それにより、128ビット長のIPv6アドレスしか設定されていないルータでは、自動でルータIDの設定をすることが出来なくなっています。その場合、ルータIDを手動で設定する必要があります。
また、Helloパケットや、アップデートパケットなどの各種パケットの送信元アドレスとして、リンクローカルアドレスを使用するということにされています。

問題2

OSPFv3を設定するコマンドのうち、正しいものはどれですか。

  1. (config-rtr)#network 2001:1256:AC2E::/64 area 0
  2. (config-rtr)#interface fa 0/0 area 0
  3. (config-rtr)#ipv6 ospf 1 area 0
  4. (config-if)#ip ospf 1 area 0
  5. (config-if)#ip ospfv3 1 area 0
  6. (config-if)#ipv6 ospf 1 area 0

問題2の解答と解説を表示

解答)F

OSPFv2では、ルータモードでのnetworkコマンドによる設定とインターフェースモードでの設定がどちらも可能でしたが、OSPFv3ではルータモードでのnetworkコマンドでの設定ではなく、インターフェースモードでインターフェース単位での設定を行う方法でしか設定が出来なくなっています。OSPFv3を動作させるインターフェースを指定する際には、目的のインターフェースモードで、 ipv6 ospf <プロセスID> area <エリアID> というコマンドを使用します。

問題3

OSPFv3が動作しているネイバーを確認することが出来るコマンドは次のうちどれですか。

  1. #show ip ospf neighbor
  2. #show ipv6 ospf neighbor
  3. #show ip ospfv3 neighbor
  4. #show ipv6 ospfv3 neighbor
  5. #show ip ospf neighbor version 3
問題3の解答と解説を表示

解答)B

OSPFv3の設定を確認することが出来るコマンドは「#show ipv6 ○○」のような書式になります。ネイバーテーブルの場合は「#show ipv6 ospf neighbor」、トポロジーテーブル(LSDB)の場合は「#show ipv6 ospf database」、インターフェースの情報の場合は「#show ipv6 ospf interface」などです。
通常、OSPFの設定を確認する際に使用する「#show ip ospf ○○」の書式のコマンドは全て、IPv4でのOSPFに関する情報を確認することが出来るコマンドであることに気を付けておきましょう!

≪間違い選択肢≫

A. #show ip ospf neighborはIPv4のOSPFの設定を確認するコマンドです。

C ~ E このようなコマンドは存在しません。

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