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【CCNA試験対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【STP編】練習問題 Part 2

【CCNA試験対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【STP編】練習問題 Part 2

【CCNA試験対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【STP編】練習問題 Part 2

今回もSTP編の練習問題を書いていこうと思います。
ルートブリッジの選出やポートの役割の決定ルールはしっかりと掴めているでしょうか?
CCNA(ICND2)やCCNP Switchの試験では必ず問われますので、しっかりと掴んでおきましょう!
この問題に関連する解説編はコチラ!
【CCNA・CCNP試験対策】ネットワークの基礎から学んでいこう!【STP解説編】Part 2
【CCNA・CCNP試験対策】ネットワークの基礎から学んでいこう!【STP解説編】Part 2.5

練習問題 Part1はコチラ!
【CCNA試験対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【STP編】練習問題 Part 1

問題1


上の図のようにスイッチが接続されています。このトポロジーで、STPの動作の結果、非指定ポートとして選出されるのはどのポートですか。(2つ選択)
(Priorityはブリッジプライオリティ値、MACはMACアドレスを表しています。
また、全てのスイッチで同一のVLANのSTPのみが動作しているものとします。)

  1. Switch1のFa0/1
  2. Switch1のFa0/2
  3. Switch2のFa0/11
  4. Switch2のFa0/12
  5. Switch3のFa0/2
  6. Switch3のFa0/11
  7. Switch3のFa0/12

問題1の解答と解説を表示

解答)B、F

まず、ルートブリッジの選出から考えていきましょう。3台のスイッチのプライオリティ値は全て同じなので、MACアドレスを比較して、最も小さい値を持つスイッチがルートブリッジになります。MACアドレスを見ると、Switch2が最も小さい値を持っていることが分かるので、ルートブリッジはSwitch2になります。
次に、ルートブリッジ以外のスイッチでルートポートの選出を考えていきましょう。ルートポートはルートブリッジ以外のスイッチでルートブリッジに最も近いポートです。それぞれのスイッチでルートブリッジからのパスコストを見ていくと、Switch1ではFa0/1はパスコスト19、Fa0/2 はパスコスト38となるため、Switch1ではFa0/1がルートポートに選出されます。

Switch3では、パスコストを比較すると、Fa0/11とFa0/12が19、Fa0/2が38となるので、Fa0/11かFa0/12のどちらかになります。パスコストの次に考えるのが送信元スイッチのブリッジIDです。送信元スイッチのブリッジIDが小さいポートがルートポートに選出されます。この図の場合は、Fa0/11もFa0/12も送信元スイッチが同じなので、ブリッジIDで決定することが出来ません。送信元スイッチのブリッジIDの次に考えるのは、送信元ポートのポートIDです。送信元ポートID(インターフェースの番号)を比較して、小さい値を持つポートがルートポートに選出されます。今回は、Switch2のFa0/11に接続している、Switch3のFa0/12のポートがルートポートに選出されます。

次に、それぞれのスイッチで指定ポートの選出を考えていきます。セグメントごとにルートパスコストを比較していきます。Switch2のFa0/1、Fa0/11、Fa0/12はルートパスコストが0で、対向のスイッチより小さいので、指定ポートになります。Switch1とSwitch3の間は、どちらもルートパスコストが19で同じなので、ブリッジIDで比較します。ブリッジプライオリティはどちらも同じなので、MACアドレスを比較してより小さい値を持つSwitch3のFa0/2ポートが指定ポートに選出されます。
よって、ルートポートにも指定ポートにも選出されていないSwitch1のFa0/2とSwitch3のFa0/11が非指定ポートになります。

問題2


上の図のようにスイッチが接続されています。このトポロジーでSTPの動作の結果、指定ポートとして選出されるのはどのポートですか。(全て選択)
(Priorityはブリッジプライオリティ値、MACはMACアドレスを表しています。
また、全てのスイッチで同一のVLANのSTPのみが動作しているものとします。)

  1. Switch1のFa0/1
  2. Switch1のFa0/2
  3. Switch2のFa0/1
  4. Switch2のFa0/2
  5. Switch2のFa0/3
  6. Switch3のFa0/3
問題2の解答と解説を表示

解答)C、D、F

まずはルートブリッジの選出から考えていきましょう。ブリッジプライオリティを見ると、Switch1とSwitch3が28672、Switch2が32768なので、Switch1かSwitch3のどちらかに絞れます。次にMACアドレスを比較すると、Switch3の方が小さいので、Switch3がルートブリッジに選出されることが分かります。
次に、ルートブリッジ以外のスイッチでルートポートの選出を考えていきましょう。Switch2はパスコストからFa0/3がルートポートに選出されることが分かります。Switch1ではFa0/1とFa0/2のどちらも、パスコスト、送信元ブリッジIDがともに同じですので、送信元ポートIDの小さい方でルートポートの選出を行います。よって、Fa0/1がルートポートに選出されます。
次に、指定ポートの選出を考えていきましょう。セグメントごとにルートパスコストの小さいポートが指定ポートに選出されます。Switch3とSwitch2の間では、Switch3の方がルートパスコストが小さいのでSwitch3のFa0/3が指定ポートになります。Switch1とSwitch2の間では、Switch2の方がルートパスコストが小さいのでFa0/1、Fa0/2どちらのポートも指定ポートになります。
よって、指定ポートに選出されるのは、Switch2のFa0/1とFa0/2、Switch3のFa0/3になります。

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